基本的には明朗快活、しっかり者。お堅いというよりはやや柔軟な考えを持つ方。生徒の悪乗りに悪乗りで返せる。自分の容姿や能力は客観的に見て利用する計算高さもある。かなり強か。
D：「達人」もあり、射撃の腕は確か。正確無比、であり心の中で割り切ればやや冷徹な行いも出来る。
教師としての面、プライベートな面、UGNとしての面、それぞれを多面的に使い分けるが、別にどれが偽物とも思ってない、全部自分、としている。担当教科は英語。

「若き者達には可能性を、現実が厳しくても希望があるように」
というのが信条。「ヒーロー」は来てくれるとは限らないからこそ自分たちが希望を見失うわけにはいかない。

偽りで造った自分の中にも確かに「愛」があった。その事実を知るからこそ今はもう自分が揺らぐことは無い。
周りに振り回されていても、心が引き裂かれそうな悲しみも、最終的にはそれがどうした！と笑い飛ばして生きていく。
「その方がかっこいいだろ？」

母親はかつて国民的ヒット曲を歌っていた元アイドルだったが、人気の零落と共に芸能界からフェードアウト。そのまま精神が弱りかつてのアイドル姿からはかけ離れ男をとっかえひっかえして遊ぶように。行希はその中で父親はどこの誰かもわからないまま生まれた子供。小学校は通ってたり通ってなかったりした。

生活が地の底まで落ち、金に困った母親が、悪い伝手で行希を使って「少年をその手の趣味がある人間相手に売春行為をさせる」という手段で金稼ぎをしていた。その伝手の先が偶然、ジャームでありレネゲイドに関わる事件でもあったため問題摘発、鎮圧されると共に能力に覚醒していた行希はＵＧＮへと保護される。
今は母親がどうしているのか行希も知らない。だいたいこれが中学1年生～中学生3年生まで。売春行為をさせられていた生活の渦中の記憶はあるが、それまでの記憶はほとんどない。覚醒が無知だったため、ずっと無意識の「完全演技」で乗り切っていたと思われる。その時から「ヒーローは来なかった」という意識がある。

母親が歌っていた曲はたまに合唱曲に採用されているとか。
歌えなかったあのフレーズも今は、雪の日を思い出して口遊む。

以下、余談---------------------------------------------------------------------

・恩人の教師がいて、彼との出会いが教師を目指したきっかけ。
　同時に初恋でもあったが、想いは告げていない。行希自身はどっちでもいける人。
　>>>絶賛恋人募集中<<<　……らしい。

・中学校教師をしているのは、自分の中に本来あったはずの時間が無かったのもあり、少しでも複雑な時期の子たちの道のその行く先と可能性を考える手助けになれたら、という行希自身の考えから。そして、憧れを追うためでもある。

・英語教師はしているが、「ドクタードリトル」があるのでちょっとだけずるをしている。とはいえ、言語という分野の学問自体が本人は好きなのでノイマンのそれだけではない。言葉を交わすことに意味がある、と考えている。

①Dロイス「達人」
②記憶の中の「歌」　　　　　P:懐旧/〇N:嫌悪
③Sあこがれのひと　　　　　　〇P:慕情/N:劣等感
✓④覚醒したオーヴァード　　〇Ｐ: 庇護／Ｎ:悔悟
⑤白翳 玄　　　〇P:誠意:/N:不安
⑥志渡 御颯　　〇P:庇護/N:不安
⑦佐倉カノン　　　〇P:尽力/N:不安

射撃+3　意志+1
確定予測lv+1　戦術lv+2　生命吸収lv+1
ブラッドリーディング(EE) 修得

「教え子が事件に巻き込まれたことには少し心を痛めたり、振り回されたりしながらも、彼彼女らの成長を少し嬉しく思うオレもいる。困難にぶつかることは、大人としては彼らをそんな道へ歩ませたくないと願ってしまう。ただ、あの戦いで追い詰められた時に志渡と白翳、そして佐倉に託して、その結果で彼ら自身が少しでも前に進めたなら信じて良かったと思う。危険から遠ざけるだけじゃなくて、子供だから、大人だから、じゃなくて……まだまだ立場とか関係なく学ぶ事ってあるよな」
「けど……並行世界の存在、そして得体のしれないジャーム、果たして未来の『敵』は何者なのか……。FHと共同戦線を組んだにしても謎は多い。そして、彼らは若さゆえに不安定だ」
「これからも見守っていきつつ、時々手を貸してやらないとな。……ノートに巻き込まれたのは誤算だったけど、まぁ動向を観察するという点ではいっか……」

①Dロイス「達人」
✓②記憶の中の「歌」　　　　　P:懐旧/〇N:嫌悪
③あこがれのひと　　　　　　〇P:慕情/N:劣等感
④川原 奏介　　〇Ｐ: 庇護／Ｎ:不安
⑤志渡 御颯　〇P:信頼/N:不安
⑥白翳 玄　〇P:信頼/N:不安
S⑦ドローレ　P:純愛/N:後悔

記憶の中の「歌」　「どうしても、歌えない。でも、もうそれに囚われ続ける必要もない」

戦術lv+1　
メモリー「ドローレ（P:純愛）」取得
「造血剤」再取得

「『あっちの世界の』川原と会うことになるとは思わなかった。動揺はしてしまったけれど……オレの生徒は強いな。信じてくれて、彼ら彼女らが居てくれてよかった。1人では抱えきれなかったかもな。……だからこそ、ドローレは……」
「ヒーローなんていない、大人なんていいもんじゃない。それでも、世界は優しくないから前に進むしかない」
「最低な本音だけど、俺の動機はいつだって何かへの『愛』だよ」
「あの時撃たなくて良かった。取り返しのつかない事をしていたかもしれない。だが……両組織の中に裏切りがあるのかもしれない可能性は頭に入れておくべきだ。あの時に志渡が急に気づいたこと、白翳とランフォルセの会話、不自然な点はまだある。敵の情報もまだ分からないままだしな」
「2年後か……。楽しみだな、お酒奢ってもらうの。高い店に行ってやろーっと♡　あいつらの2年後もどうなってるのかな」

①Dロイス「達人」
②S川原 奏介　　　　　〇P:幸福感/N:不安
③あこがれのひと　　　　　　〇P:慕情/N:劣等感
✓④レペティツィオーネ　　Ｐ: 好奇心／〇Ｎ:敵愾心
⑤志渡 御颯　〇Ｐ: 庇護／Ｎ:恐怖
⑥白翳 玄　〇Ｐ: 庇護／Ｎ:恐怖
✓⑦ランフォルセ　〇Ｐ: 誠意／Ｎ:憐憫

「2月のこの時期に大変なことになった。カノンに託された本当の使命や志渡との関係性。裏切りの可能性も含めて、薄々分かってはいたが……諦めた訳じゃない。未来は一つじゃないはずだ。それがあいつらに示すべき道だろ。レペティツィオーネもこのまま掌で踊らされて終わらせる気は無い。オレ達は1人で戦ってるわけじゃない」
「白翳は自分で道を気が付けば見つけていた。言ってることは支離滅裂な時もあるが、最初を考えるとしっかりとした意志と感情を示してくれるようになった。……素直に応えてくれる奴だし、これからも多少の無茶は聞いてやるか」
「ランフォルセのことは……オレは素直に強くてかっこいいと思うよ。それが例え独り善がりだったとしても、彼の中にあった何かを護りたかった思いは肯定されるべきものだと思っている。引き金を引けばどこかでその因果も業も返ってくる。でも最後に力を使ったのは、1人じゃなかったからこそ……だよな」
「大人のままかっこよく居るのは大変だ」

生命吸収lv+1　封印の呪lv2 取得
「造血剤」再取得

①Dロイス「達人」
✓②川原 奏介[RE]　　　〇P:幸福感/N:不安
③あこがれのひと[PU]　　　　〇P:慕情/N:劣等感
✓④レペティツィオーネ　　Ｐ: 好奇心／〇Ｎ:脅威
S⑤出席番号11番　　　　　〇Ｐ: 希望／Ｎ:悔悟
⑥オレの生徒たち　　　　〇Ｐ: 信頼／Ｎ:不安
⑦ヒーロー　　　　　〇Ｐ: 憧憬／Ｎ:隔意

(？)佐倉 カノン　　　　　Ｐ: 庇護／〇Ｎ:悔悟

「ランフォルセのことは白翳になんて声をかけてやるか悩みはしたが、意外とあいつ自身は思ってたより平気そうだった。悲しんでばかりじゃいられない。被害は甚大だが、出来ることをやっていこう。カノンと道久さんのおかげで被害はなんとかおさえられそうだ。連戦にはなるが、凌いでいこう」
「川原が現れたヴィランに立ち向かおうとしていた。あいつはちゃんとかっこいい奴になってたよ。100点満点中、80点。オレの情けないところをみられる羽目になった。でも、止めようとしてくれてたところが「らしい」と思う。ありがとな、お前がそうしてくれるから、守りたいと思えるからオレは戦えるんだ。100点満点だ。」
「レペティツィオーネとの決戦は極限での戦いになった。オレにとっての将来のヒーローたちがいるから、背負っている想いがあるから、負ける気は一切しなかった。今日一日だけは、ヒーローだからな」
「カノンは、どうあってもヒーローだった。少しぐらい我侭を言うかと思ったけどそうもいかない。でも、寂しいって思ってくれてることに……オレは救われたよ。せめて、卒業式には出られなくてもオレが見た生徒だったことは変わらないから……言わせてくれ」
「咲楽第一中学校3年A組出席番号11番、佐倉 カノン。卒業、おめでとう」

「3月21日。ついに卒業式だ。相変わらず、志渡も田口も、気が付けば騒がしい奴らに白翳もすっかり染まってた、最後まで忙しない奴らだ。……今日が最後だと思うと少しだけ寂しいけどな。でもこれも未来への一歩だと思えば、将来が楽しみだな」
「ずっと持ってるノートの空白の頁。たまに志渡や白翳、時々オレもそこに向かって何かを書いてる。未だに、きっと誰かがいたのに思い出せない。あの事件については、そういうことが時々ある。あの公園に足を運んでしまうのも、なんでだっけか」
「今まであんな風に名前を呼び間違えたりなんてしなかったのに。志渡の方を見て、桜の花びらが舞っている景色を見た時に、何かの確信を得た。あぁそうか、きっとそこに居たんだ。確かに」

「……この街を救ってくれたヒーローが」

①Dロイス「達人」
②川原 奏介[RE]　　　〇P:幸福感/N:不安
③あこがれのひと[PU]　　　　〇P:慕情/N:劣等感
✓　④Merry the snowy day　　〇Ｐ: 雪みたいだ／Ｎ:俗っぽい
✓　⑤神津屋 凛　〇Ｐ:興味 ／Ｎ:猜疑心
✓　⑥成長した生徒たち　　〇Ｐ:憧憬 ／Ｎ:疎外感
S⑦子供たちの未来　　〇Ｐ:尽力 ／Ｎ:不安

久しぶりにUGNの依頼で隣町の音桐支部へ向かったら志渡と白翳がいた。
新しく知り合った神津屋とも協力しながら事件を解決することになったが、白翳の父親とも関わる事になった。
『Merry the snowy day』を歌うことになって事も含めて嫌な記憶も多く思い起こすような件だったけど……。
『ヒーロー』を、彼女の元へ連れていけたのはオレ自身も少し救われたと思う。
子どもってやっぱり成長曲線が見えないし、みんないつも予想以上の成長をしてくれる。
オレが護りたいものって、時間を経たとしても変わらないんだろうな。

にしても、つい数え間違えてしまうのは……それこそ何かをレネゲイドが覚えてるのかもしれない。