プロフィール

名前:湖南 莉々
性別:女
年齢:ー歳
ピュアブリード
シンドローム:モルフェウス
ワークス/カヴァー:FHエージェントC/FHエージェント
所属:FH
コードネーム:チグリジア
身長/体重:143㎝/-㎏

一人称:私
二人称:君

経歴など

表面上の幸福家族

ごく普通の一般家庭の両親のもとに産まれてきたが、その時には既にオーヴァードとして覚醒していた。
“レネゲイト”や“オーヴァード”というものを全く知らなかった両親も産まれてきた莉々から感じる底知れない力に本能的に恐怖心を持ってしまう。
しかし、育児放棄などすれば世間体が悪いと家庭内では最低限の育児を外ではまるで愛情を注がれているかのように接されていた。
その結果、周囲の人からは“両親にとても愛されて育った子”と認識されていた。
莉々自身も幼いながら自分によくわからないが人と違うものがあると認識しており、これが原因で両親や親族が自分を受け入れられないこと、これをどうにかできれば他のみんなと同じように愛してくれるんじゃないかと思っていた。
実際、全く知識を持っていないにも関わらず力を抑え込むことに成功しており、そのおかげもあって両親や親族以外からは恐怖心を持たれることはなかった。

後悔と別れ

両親からの愛情をなくとも、友人たちと過ごし日常は莉々にとって唯一の幸福な時間であったと言えるだろう。
その中でも二ノ宮 桃々と(NPC)は素の自分でいられる心許せる存在でもあった。
中学校卒業式の2日前、どこで知ったのか莉々の才能をぜひ育てたいと1人の男性が自宅を訪ねてきたことで全てが変わってしまった。
男性は莉々を引き取るため、大金をチラつかせことでお金に目がくらんだ両親により売り飛ばされてしまう。
その日の夜に両親の会話により自分が売られたことを知った莉々は、今まで自分が行なってきたことが全て無駄であったことを理解し絶望してしまう。
卒業式の前日、気持ちの整理がつかないまま桃々に「君に私の何がわかるの？私の苦しみなんて理解できないくせに」と心にもないことを口にしてしまう。
そのまま、自ら男性の元に向かい、本来であれば卒業式の後に家を出る予定を繰り上げ、前日に神名市から姿を消した。
神名市で過ごしたことを全てなかったとこにすると全ても持ち物を処分して消えるつもりであった。
しかし、桃々とお揃いで買った虎のキーホルダーだけはどうしても捨てることができず、今でもそれは捨てれずにいる。

FHの自分、本当の自分

莉々が引き取った男性の正体はとあるFHセルのセルリーダーであり、自ら開発した秘密兵器を扱える人材を探し多くの子供を買いあさっていた。
その中で二つの秘密兵器と相性が良く、特異的な存在になったことでFHチルドレンとして本格的な訓練が始まった。
何もかも諦めていた莉々にとって、これは新たな希望となる。
“誰よりも強くなればもう苦しむこともない、悲しむこともない、誰に頼ることもなく生きていける”という考えに至り、日々過ごした結果、当時18歳にしてFHエージェントへと上りつめた。
日々任務へと明け暮れる彼女だが、心の奥底ではずっとずっと求めている。
それが無意識的につけたコードネームが表していることを一体どれだけのものが気づくだろうか...
コードネーム“チグリジア”、それは花の名前、その花言葉の一つに隠された本当の莉々の叫びに...

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