プロフィール

概要

人間の母とレネゲイドビーイングの父の間に生まれた、生まれながらのオーヴァード。
年齢としては5歳だが、人としてはあり得ない速度で急成長した。
なお、父親とは面識がなく、母親の話でしか知らない。
純朴なようでいて恐れ知らずな天然ボケであり、パーソナルスペースが少しおかしい。
それもこれも親の教育のせいで『自分が愛されている』ことにあまり疑念を抱いていないから。
これまで庇護下で学校に通っていなかったため、一般常識も割と欠けており、持っている知識がかなり偏っている。
頼りの母親が昏睡状態になってしまったことから社会と関わらざるを得なくなった。
常識は足りないが、地頭は悪くない。
発電細胞どころか全身を雷そのものに変化させる突飛な能力を持つ。
コードネームはその真っ白な雷光から。

能力コラム

身体を雷とする都合上、本気を出して全身を雷と化すと服は脱げる。
限定的な変化も可能なため、上着を脱いで腕のみの雷化が基本。
ちなみに下着として特殊な素材の『羽衣』を身に纏っており、これは雷と化しても脱げることはない。
ただし、本人的には露出が多くてちょっと恥ずかしい。

願い:『両親をもう一度会わせてあげたい』

ひとりになった光音は彼女なりにいっぱい考えた。
自分の幸せはなんなんだろうと。
結果、母の笑顔を見ていることが自分にとっての幸せだったという結論に至った。
母は父の話をしてくれて、その時はとても幸せそうで、でも寂しそうだった。
だから、今度こそ自分があげるんだ、もらってばかりだったプレゼントを。
……喜んでくれるかな、ちょっと心配。

昔話

今から7年前、ひとつの大きな雷が大地に落ちた。
それは大気中のレネゲイドウイルスと混じり合い、成人男性程度の人格と身体を得る奇跡が起こった。
レネゲイドビーイングの誕生である。
しかし彼の身体は非常に不安定で、いつ消滅してもおかしくない命だった。
生物学を専攻する大学生であった『安形 菊理(アガタ ククリ)』はそれを見つけ、最初は学術的興味から彼を保護した。
菊理の出自は天涯孤独で、性分は秘密主義で、彼のことは誰にも語らなかった。
『"白雷(シュトラ)"』と名乗った彼とともに過ごすうちに、いつしか菊理は彼を深く愛してしまっていた。
互いに天涯孤独な出自もまた想いを通わせる一端だったのかもしれない。
“白雷”も自分を助けた菊理の想いに応えたかった。
出会って1年と少しのことだった。
それは一夜限りの交わりで、それが始まりにして終わりだった。
“白雷”の遺伝子は確かに菊理に根づいたが、彼女の身体を蝕み、彼自身の命もまた残り少なくなってしまった。
“白雷”は残り少ない自分の存在と能力すべてを振り絞って『羽衣』を生み出し、意志なきただひとつの雷に戻った。
その後、菊理は光音を生み、世間から隠して育てた。
　「あなたはパパとママが愛しあって生まれたの」
　「可愛い光音、私たちの愛し子」
　「あなたのことをママは愛しているわ」
光音は愛を受けてすくすくと、人としてはありえない速度で育った。
しかしそれから5年、蝕まれていた菊理の身体は限界を迎えた。
　「ごめんね、ママはもう光音を守ってあげられない」
　「光音はいい子に育ったけれど、世界があなたを受け入れてくれるか、ママはずっと心配だったの」
　「でも、忘れないでいて」
　「ママはどうなっても、ずっと光音のことを愛しているからね」
　「可愛い光音、私たちの愛し子」
　「あなたがきっと、世界に愛されますように」

好きなものとコメント

・月：ママと出かけるのは月が明るい夜が多かったから。
・お米：ごはんだいすき！！　おかわり！！
・ネリネ：いつもおうちにあった花。光が当たると真っ白にキラキラ輝いてた。
・月下美人：今のおうちにある、まだ咲いてない花。いつか咲くのかな？
・雨の音：聞こえると気持ちよくてつい眠たくなっちゃう。なんでだろ。

イメージソング

『CALL BACK YESTERDAY』前田愛

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