容姿・経歴・その他メモ

【キャラクター概要】
一人称：私
二人称：～～さん、キミ
性格：マイペースで好奇心旺盛
趣味：ネットサーフィン
好きなもの：オカルト、果物ゼリー、飼い猫（おもち）
嫌いなもの：辛い物、苦い物
特性：不眠症（目を閉じると分からない言語が聞こえてくる）

高校入学後に母親を亡くして、父親と三年を過ごし、現在は一人で暮らしている。
父親との関係は疎遠。互いに嫌っているわけではないが、母親を亡くしてからは、最低限の交流となり、そのまま家を出た。

家を出たきっかけは父親だけではない。
亡くなった母方の蔵にいたレネゲイドビーイングに取り憑かれ、オーヴァードに覚醒した。
どこかの惑星から地球に辿り着いた外なる神の系統らしいが、詳細は不明。元が植物故に、言語を理解することはできない。
覚醒直後は、棚が壊れて閉じ込められていた蔵で途方に暮れていたが、異変に気付いて駆け付けたUGNによって助けられた。
幸運にもそこでオーヴァードについて説明を受けたのもあり、化け物と化した身を父親に気づかれぬために家を出た。

マイペースに一人で暮らしながら、オーヴァードについて調べている。
その過程でオカルトウェブサイトに辿り着き、オカルト現象について興味を持つようになった。
近場でオカルト現象が確認された噂を聞いて、見に行った廃墟では、何も起きなかったが猫は拾った。
猫と一緒に、一人暮らしをマイペースにそれなりに楽しんでいるが、雑音に苛まされて寝つきが悪いのが悩みとなっている。


【取り憑かれしもの】
母が亡くなった葬儀の後、訪れた母の実家の庭に小さな蔵があった。
古い物が置かれた物置だというそこから、夜中、トイレからの帰り道に奇妙な音が聞こえた。
唸り声のような、風が吹き抜けるような、不思議な音が気になって、蔵のドアを開けると、奥の暗闇で何かが蠢いていた。
野生の動物が何か、入り込んだのかと思った矢先に、その何かが植物だと気づいて、その植物の蔦が、生き物のように伸びて纏わりついてきた。
取り込まれる、そう思った。取り込まれ、蝕まれると思って、振りほどこうとした手の先にあった鎌を咄嗟に掴み、振り下ろした。
切り裂いた蔦は、悲鳴のような声をあげてのたうち回り、それが、自分の中に入ってきたと感じた時―――蔵には、自分だけが立っていた。
それから、奇妙な声がずっと聞こえている。それは自分に分かる言語ではなく、けれど、だんだんと何を言っているのか、わかるようになっている気がした。

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