・戦闘適性：A+
・継戦能力：B
・命令順守：C-
・陣頭指揮：D
・社会適性：B
・RC技術：B
・衝動耐性：B-
・特異能力：B

　昨年度、東京のヒーロー養成科高校を卒業しプロヒーローとなった駆け出しのルーキー。
　駆け出しの中では比較的に高い戦闘適性によるヴィランの鎮圧、サラマンダーの能力を駆使した火災現場での救助活動を主に得意としている。

　特に火災救助で成果を上げており、その働きから一部の消防士とは顔見知りで、一定の信頼関係を築いている。

　戦闘となればかなりアグレッシブな一面を見せ、理性を飛ばして暴れるように戦うため、幼児からは怖がられたり、大人から疑念を抱かれたりする。
　だが、人命救助には誠実であり、それを知っている民間人や、危うさもありつつ戦う姿に胸を躍らせる少年などの、偏った層からの偏った人気がある。

　戦闘では、炎を固めて日本刀型のブレードを作成する。自信の体を炉のようにして炎を噴かせ、作成したブレードと合わせることで攻撃する。
　そのスタイルはずっと変わっていないが、デビュー当初はグリップ型の補助器具が無ければブレードを作成することもできなかったのを、今では自身の炎だけで実現している。

　この成長は、暴走の最中に垣間見たトップヒーロー“フェンリルバイト”の白兵技術やRC技術を盗んだことに起因する。

　以前から検査で発症自体は確認されていたウロボロスシンドローム。それが、ヴィランとの戦闘終了後、レネゲイドの昂りと戦闘による消耗により覚醒。瞬間的な暴走を引き起こした。

　未経験の感覚。制御不能に陥った力は、憎悪の対象だったヴィランへ向けられる。既に戦闘不能で拘束されているヴィランへの過剰な攻撃、例えオーヴァードといえども死にかねないそれは、理想のヒーロー像からは逸脱したものである。
　実現していれば、ヒーロー活動を続けられていたか危ぶまれるその事態を、現場に居合わせたトップヒーロー“フェンリルバイト”が水瀬を無力化することで鎮圧した。

　だが、どちらかと言えば、居合わせたのは水瀬側で、通常通り火災現場から民間人を救助するためにその場にいたら、その火災の要因が賞金付きのヴィランだった。
　そうしてそのヴィランの撃退のために現れたフェンリルバイトと、偶然の共闘が成っていたことが幸いして、水瀬は今現在もヒーロー活動を続けられている。

　彼女の真意は水瀬の知るところではないが、その結果からフェンリルバイトへ深い感謝を抱き、今もそれは忘れていない。

　東京で生まれた水瀬は第一次レネゲイドウォーの折、両親と赤ん坊だった弟を亡くしている。その際、母親は幼かった水瀬を庇い、抱きかかえる形で息を引き取った。以来、終戦までの数年間を、ただ生き残るために奔走し過ごす。その時既に、母のレネゲイドを継承していたと考えられ、幼いながらに苛烈な戦いの中で生存したのもそれが理由だろう。

　戦争を生き残り、比較的被害の少なかった地方の親戚の家に引き取られた。掛け値なしの破壊の中で麻痺していた感覚を取り戻し、自身がオーヴァードであることとその力を自覚した。
　それでも、平凡な少年として生きてきたが、中学一年生の夏、昔の家を見ようと東京を訪れた際にヴィランと遭遇。自身の力で立ち向かおうとするが戦い慣れしたヴィランには敵わず、もはやここまでという窮地を、駆け付けたヒーローを救われる。
　母が自分を守って死んだことを思い出し、ヒーローを志すようになった。

　中学卒業まではヴィジランテ紛いのことを地方でやっていたが、高校からは東京のヒーロー養成科に進学。卒業試験を突破しヒーローとなる。

　検査の結果、水瀬日向はサラマンダーとウロボロスのクロスブリードである。
　また、水瀬の母も同じサラマンダーシンドロームであり、既存のものとも特徴が合致したため、“継承種”に分類されるオーヴァードであると断定する。

ロイス：パラディン《P：憧憬/N：隔意》
カヴァー/ワークス《ヒーロー/指定なし》
　キミは駆け出しのヒーローだ。ある事件で、No１ヒーロー、パラダディンに助けらた事がある。
　パラディンは何故か、君を気にいったようで、今回、ヒーローのチームが結成されるにあたって、君を指名してくれた。これだけのチームだ、困難な事件が待っているに違いない。

ロイス: パラディン《P:憧憬/N: 隔意》
　デビルズ・アライアンスとの戦いの後、 パラディンの様子がおかしい。 塞ぎ込み、何か考え込んでいるかと思えば、ひとりで何かを調べているようでもあり……。
　パラディンに重傷を負わせた、ブラスターというヴィランが原因だろうか。気になったキミは、パラディンについて調べることにした。

ロイス：パラディン
推奨感情：（P.憧憬/N.悔悟）
No1ヒーローであったパラディンは、悪の仮面を手に取ってヴィランとなった。
今はダークナイトと名乗り、君達ヒーローに敵対する存在となってしまった。
今度出会うときは、彼は憧れのヒーロー等ではなく、敵となる。果たして君は彼と全力で戦えるだろうか？