容姿・経歴・その他メモ

頬にタトゥーの入った陰気な男性。弓末支部でレネゲイド研究に携わる片手間、レネゲイドの専門知識が必要とされる研究所などへの潜入工作員として活動している。

元は一般家庭の出身だが、UGNが設立される前に生まれたオーヴァードであるために家族の理解を得られず腫物のように扱われる幼少期を過ごす。不理解への反発と能力者の驕りから若くして裏社会へと足を踏み入れ、長らく違法薬物を売買し自身もまた薬物に依存して生きていた。
転機が訪れたのは二十代前半の頃。『悪質なオーヴァード』を取り締まりに来た化野梓──現在の妻である女性に叩きのめされた時である。墨果にとって彼女は初めて見た『こちら側』の存在で、初めて自分を叱ってくれた存在だった。
その後、梓に心酔し彼女の後をついて回るようになる。古代種である彼女の不老に並び立てる術はないかとレネゲイドを研究し、彼女の懐刀になるため潜入の術を学んだ。社会正義のために動いてはいたものの、UGN設立前の潜入では事を荒げることができず見殺しにしてきた被害者たちも少なくない。それを悔やむようになったことが少し可笑しかった。
UGN設立後は梓と共にUGNに所属。次第に『せめて姿だけでも彼女と同じ時を』という思いが強まり皮膚をアーマースキンに置換した。梓に対しプロポーズを仕掛けるものの三度振られる。四度目で手に負えないという理由で承諾を勝ち取った。

幼い時分に『異常者』と診断した医学を憎んだこともある。『薬物』という科学が存在しなければ多少はマシな人生を送れていたのかもしれないと思うこともある。しかし、気が付けば人生の半分を共に過ごしていた科学を彼は深く愛している。
妻の好きなところは「美しいところ」そして「寂しそうなところ」。

アンダープロモーション：駒の昇格において、あえてクイーンより格下の駒への昇格を選ぶこと
ラトヴィアン・ギャンビット：序盤でポーンを相手にわざと取らせる事により、他の面での優位を得る。黒が主導権を握りにかかる、激しいギャンビット。

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