日本支部に帰属するHiGH&LOW分隊に所属するUGNイリーガル。
元ギルド構成員であり、かつて"ショー"と称した劇場型犯罪の立案、施工を手掛ける犯罪コーディネイターとして活動していた。現在はギルド時代に構築したコネクションを使用し、作戦行動における物資調達係を担っている。

◇容姿

冠羽のような髪型が特徴的。顔立ちは整っており、切れ長の目がクールな印象を与える。
黒を基調としたスーツを好んで着用し、殆どがオーダーメイド。ジャケットには花のプリントが装飾されており、特に白百合が多い。
なお二つ名が男(マン)であるのは、右ボタンのスーツを着用していた為に男性と見間違われたからである。

◇性格

◇HiGH&LOW分隊

"毒を以て毒を制す"べく、各敵対組織の離反者や元オーヴァード犯罪者等、アウトロー出身者で組織された特殊分隊。

構成員は位置情報送信システムと遠隔操作爆弾が仕込まれた首輪の装着、絶対的協力の原則等の制約を課される。また、私生活にも監視が付けられ、常に厳重な警戒体制のもと過ごすこととなる。
しかし、任務の際には自身の持つ違法な情報ルートや超法規的手段を用いることが認められており、他エージェントやチルドレンよりも遥かに高い自由度での任務遂行が可能になる。背景には日々複雑に多様化するFH、ゼノス等犯罪組織の破壊工作、その他オーヴァード犯罪への対応が遅れることへの具体的な解決案として提唱された。

提唱者及び管轄は日本支部幹部の"羽澤兵衛(はざわひょうえ)"管理官。彼自身も特殊な経歴を持ち、この分隊を作るために組織の上へ登り詰めた経緯がある。
先に述べた通り、思考プロセスのよく似通った者同士、まさに毒に毒をぶつける作戦そのものは効果が高い。警察などが行うおとり捜査もその一貫であり、度々凶悪犯に対する捜査手段の一つとして用いられる。
しかし今回は、実際に起用する者たちの罪が異様に重いこと、それらの管理方法や運用については批判的な意見が多数寄せられた。それはUGN日本のみならず、本部や各国支部からも厳しい目を向けられた。
だが、日本支部長である霧谷雄吾の協力、何より中枢評議会の後押しがあったことから(なぜ彼らがこの案に賛同したかは不明)、試験運用までこぎつけることができたと言われている。

現在は日本支部駐在の正式分隊として名を連ねており、各支部の要請に応え出向を行っている。分隊としての機能や各構成員の危険性に懐疑的な者も多いが、その実力は公に認められている

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