履歴
好きなもの 母、弟妹、顔のいい人
嫌いなもの 自分
どこにでも居るような普通の高校生。
硬派で基本的に無表情、授業が終わると直ぐに帰るし、何を考えてるか分からないのでクラスメイトからは距離を置かれている。
実は大家族の長男で、弟妹が5人もいる。
授業が終わると直ぐに帰るのは下の子の迎えがあったり、夕飯諸々のためにスーパーに行かないといけないから。
こんな生活をしなければならなくなった理由は、2年前……彼が高校受験に受かった時期に母親が自殺したから。
【過去】
守良と母親は血は繋がっておらず、夫の連れ子である。守良と母親が会ったのは彼が小学校低学年の頃。父が「新しいお母さん」として連れてきたのが彼女。しばらくは三人で暮らしていたが、ものの数ヶ月で離婚。父も嫌気が差したのか自分を捨てようと思っていたのだが、母親が「私が育てる」と言い出して母親について行く事に。
不安がっていた自分に「大丈夫よ」と美しく笑い、頭を撫でてくれた。たとえ気まぐれでも自分を拾って撫でてくれたのが嬉しくて、美しい母親が好きだった。
それから母親は家には帰らず人と遊ぶことが多く、結婚する度に相手の連れ子を自らの所有物(我が子)にしていた。当時は父になった人達がまともで金銭的には困っていなかったし、弟妹が多いだけで不自由してない。どれだけ自分が蔑ろにされようと笑ってくれたら、それだけでよかった。
しかし、彼が中3の時に母親が妊娠する。
母親は嬉々として産んだが、産んだ後に反動で身体がボロボロになってしまい入院生活に。
ある日、守良が母親のお見舞いに行くと、
母親は窓を開けて立っていた。
そして「じゃあね」と笑うと、そのまま守良の目の前で飛び降りて自殺。身体の老化に女を捨てきれてない母親は耐えられなかったのだ。
それから逃げるように自分たちの元から離れた現父の援助を受けながら、そして自分もバイトをしながら弟妹たちと暮らしている。
ちなみに、母親のせいで面食いになってる。
【母親】
ファム・ファタール。
人を狂わせる魔性の女性。
自由を愛して、美に執着し、老いを嫌う人。
基本的に気まぐれで自由奔放に暮らしているため、結婚なんかもノリでしていた。
本人は本当に遊びのつもり。
老いるのが怖くて、縛られるのが嫌で自ら命を絶った。 母親になれず最後の最期まで”女”だった人。子供達のことは愛していたというより、恋をしていた。(愛は永遠、恋は一瞬)
モチーフ エリザベート・バートリー
【現父親】
妻に狂わされて結婚して、幸せ絶頂だったのに妻が死んでそそくさと逃げた人。一応の罪悪感はあるようで、毎月守良にお金を振り込んでる。でも子供なんて興味無いので月にどれぐらい必要か分かってない。現在は別な女性と幸せに暮らしてる。
【弟妹】
妹が2人、弟が3人いる。
長女は中学一年生
次女と次男は双子で小学五年生
三男が3歳 保育園児
三男は母親が唯一自ら産んだ子もあって母親に似てる。
長女は聞き分けがいいが、次女次男が精神も未熟なだけあって守良に色々と言っている。
皆母親のことが好きだった。
<長女>
中一の女の子
引っ込み思案で人見知り、美術部
兄の苦労を知っているので
助けになりたい気持ちとよく家の手伝いをする。
守良がバイトの時は代わりに自分が面倒見てる。
家族が好きなのは確かだが、家族に縛られて好きに遊べない不自由さも感じてる。いつか爆発する。
<次女、次男>
二卵性双生児の双子、小学五年生。
どっちも活発で強気、お互いよく衝突しては喧嘩してる問題児。守良の事は好きだが、それ以上に母親のことが好きなので守良に「お母さんなら」「お母さんの方が」と言ってしまう。悪気はない。
良くも悪くも素直。
<三男>
何も分からない3歳児
いつもふわふわ にこにこと笑っている
幼児にしては既に面がいい
好きなものは守良が作ってくれたごはんと卵
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【イメソン】
ファタール/GEMN
(お願い、僕を見ていて、僕を見ていて
宿命に刻まれた痛みさえ武器にして
いつかの後悔すら照らせるように)
地球の裏/いよわ
(やめることも逃げることも出来ぬままで
心の臓を切り売りして生きてきたでしょう
口移しの毒を飲み込んで
それでもまだ死ねない生命体ですにゃあ)
あだぽしゃ/いよわ
(私たちもう一生 分かり合えなくても
歩いていくんでしょう
お互い幸せになりましょうね
すれ違いませんように)
慟哭吸血鬼/YASUHIRO(康寛)
(パッとクールに決めようか
冷めた玩具箱に飛び込んで
僕らに感情なんてものはない
「そう思ってたけれど」
思春期みたいなもんかね?
過去の淡い姿よみがえる)
BlackCrack/葛葉
(誰もがきっと 感染してる
「現実」という 黒い夢
自我を保つ為ならば
逃避だっていいだろう)
ブラッディ・グルービー/ChroNoiR
(困難もいずれ忘れられるはず
誓いと 堕落で見捨てられたから)