容姿・経歴・その他メモ

かつて「ブラム＝ストーカーシンドロームにおいて、血液を体外で操ることは目立ちすぎる」という研究者の一派によって立ち上げられた研究所があった。
そこで「血液」以外の体液を活用する研究に使われていた被検体のひとつが彼女である。
しかし実験の過程で仮死状態に陥り、失敗作と見なされて破棄された。
その際に涙がレネゲイドの自己保存に反応、暴走を起こして研究所の一部を破壊して脱走したことから研究が明るみに出た。
これをきっかけに研究所は非人道的な治験内容を指摘され、公的には解散を命じられた。
今は元所員が細々と個人で研究を続けている。
またこの被検体は保護された後に行われた精密検査でブラム＝ストーカーではないことが判明。そのため、治験の後遺症もないと判断された。

現在は過去の記録と記憶の改竄を受け、「一般人から覚醒した」「普遍的なUGN所属の」オーヴァードとして活動している。
環境維持のため、擬似家族と支部長の椅子を与えられ、定期的なメンタルケアを受けている。
また保護観察の結果、些細なレネゲイドの活性化でも泣き出してしまう欠陥が判明した。
その点については「人よりかなり涙もろい性分」とされている。
後天的に形成された性格は真面目で仕事熱心。趣味のコンカフェ巡り（名目上は視察）に集中できないのが小さな悩み。
支部長としては優しすぎるところもあるが、概ね人間が持つ人情の範囲内。
支部のメンバーについても自由意志を尊重しつつ、最後の一線は自分が守るべきという責任感も併せ持つ。

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