容姿・経歴・その他メモ

◆概要◆
見た目20代後半～30代の中国人男性。
性格は穏やかで真面目だが、どこか浮世離れしている印象が強い。
だがその実態は、四神・青龍を身の内に宿した唐代の剣客”裴旻”が再び転生した姿。
80年前、都築京香はある村を利用して子供を中心とした大虐殺を行い、一匹のレネゲイドビーイングを生み出すことに成功した。
しかし、生まれてきたレネゲイドビーイングは己の意思で村人を抹殺したものの暴走すらせず、青龍の権能＝レネゲイドを完璧に扱える強者であった。
彼に新たなるレネゲイドの可能性を見出した都築はしばらく行動を共にし、彼の”核”となった人物を見極めたが、それを告げると二度と彼の前に姿を現さなくなった。
「吾か？　長い長い自分探しをしているだけさ」
ちなみに、青龍の権能のせいで歩くだけで花や樹木が足元で咲き乱れ、成長させてしまうのが彼の悩みの種。
「これはどうにかならないものか。歩いてるだけで足が蔦に絡まって転んでしまう時もあるんだ……」

◆戦法◆
ある時は数多の樹木を無限に生み出し、四方から敵を閉じ込め、圧殺する。またある時は無数の枝を矢の雨のように降らせ、敵を貫く。
敵が単体であれ多数であれ、彼は臨機応変に戦局を見極め、自在に樹木を操り、地の理を利用して敵を倒す事ができる。
だが、青龍の権能を使えば使うほど人間としての人格から乖離されていき、人を思い遣る自我は消えてしまうというリスクを持つ。
また、完全にレネゲイドのコントロールに長けているのだが、ここだけの話、生前の記憶を思い出せば思い出すほど剣術や弓術に触れたくなるらしい。
「恥ずかしい話、剣や弓を見ていると童心に帰ったようにウズウズしてしまうんだ」

◆経歴◆
1941年、朝鮮半島のとある村で大虐殺が起きた。
被害者は村の子供たちで、犯行を行ったのは何と村の大人たちだった。
自らの子どもを手にかけた親たちは口々にこう言っていた。
「子どもを全員殺せば、青龍さまが蘇って村を日本の戦禍から救ってくれる」「村にやって来た”女”がそう言っていた」と。
その女の助言通り、蟲毒にも似た儀式によって青竜の権能を持った一匹のレネゲイドビーイングが誕生する。
だが、子供たちの血だまりの中で目覚めたレネゲイドビーイングは、血に染まった自身に縋りつく人間たちに嫌悪を抱いた。
自分たちさえ生き残ればいいという村人の浅ましさに嫌悪し、怒りに任せてその場で村人を一人残らず全員殺してしまった。
しかし、生を受けたばかりのレネゲイドビーイングにはうっすらと記憶があった。
それは竜神としてではなく、人としての――誰かの記憶だった。
「あなたが何者なのか、教えてあげましょうか」
呆然としていた彼に声をかけたのは、黒髪の日系美女――プランナーだった。
自分が何者なのか知りたかった彼は、大人しくプランナーと同行することにした。
彼女は自分に”孟章”と名を付けたが、暫く旅をするうちに彼は段々と過去を思い出してきた。
異民族の矢の雨を悉く薙ぎ払った記憶。
民の安全のため幾百の虎を狩った記憶。
そして、死者が安寧の眠りにつけるよう、渾身の剣舞を捧げた記憶。
どうやらかつての自分は剣士だったらしい。
それを彼女に伝えると、彼女は彼の真名を残して、二度と姿を現さなくなった。
「かの青龍を蟲毒の儀式で取り込んだにも関わらず、暴走もせず、ましてや自我を保てるとは……さすがは唐代の安東都護府長”剣仙”裴旻」
一人残された彼は、自分は本当に”裴旻”という人物なのか、そして何をしたいのかを探すため、FHにもゼノスにもUGNにも所属せず、放浪の旅を続ける。


ちなみにイメージCVは井上和彦さん

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