物心ついた時からUGNで過ごしていたため、親の顔も知らない。
かつて育った施設で兄のように慕っていた人物がいたが、彼は裏切りの嫌疑をかけられ粛清対象となってしまう。
龍巳は兄を信じ逃がそうとするものの、追ってきたマリア・チェスノコフに発見され、同じく裏切りの疑いを向けられる。
反論しようとした瞬間、背中に痛みが走る。「兄」が自分の背中を斬りつけて、笑っていた。倒れる自分の背を踏みつけて。
裏切られた、と思った瞬間衝動に飲まれ暴走、気が付くと血塗れで息も絶え絶えの兄を見下ろしていた。
とどめを刺せと囁くマリアが龍巳の腕を取り銃のトリガーを引くまで、龍巳はずっと兄を見たまま立ち尽くしていた。

後に、兄の裏切りの疑惑は虚偽だったのではないかという話を耳にする。
マリア・チェスノコフ、そして彼女の後ろにいるアッシュ・レドリックの存在。
倒れた兄が最期に見せた、安堵したような笑顔。
兄が自分を庇って裏切り者のフリをしたのだと確信するのに、そう時間はかからなかった。

龍巳はまだUGNにいる。
兄が死ななければならなかった理由を探すために。

かつては光の銃を使っていたが、今は自ら希望して腕にリニアキャノンを仕込んでいる。
光の銃を使うと兄とマリアの件を思い出して厭な気分になるため。
その施術と訓練のためにとある研究所に滞在し、その後はカヴァーとして高校に通いながら任務をこなしていた。

リニアキャノンの施術のため滞在した研究所にて永見昴と知り合ったが、研究所は襲撃され昴は殺されてしまう。
しかしその後、FHに襲われる昴と再会。調査の結果、彼女が昴の記憶を持ったレネゲイドビーイングであると判明する。
かつてとは別人である昴を受け入れ、同じ「この世界に生きるもの」として見守ることを決める。

D市支部に派遣され、同市のジャーム増加事件の解決にあたった。
同支部に所属する騒がしいチルドレンたちやR担の面倒見のいい警察官と触れ合ううち、以前より年頃の少年らしい顔を見せるようになった。
日常から遠い存在であったが故か、チルドレン仲間から寄せられる好意に気付くのは、まだ先になりそうだ。

レネゲイドの消えた世界、オーヴァードであるということ、『　　　　』という概念、心無い声に翻弄されて、声を荒げて、泣いて、それでもひとつを選び抜いた。
同じようで違う、違うようで同じ、それでもそうはならない、けれどあいつも間違いなく『　　　　』だった。
新しい仲間、CN『再来(ｱﾝｺｰﾙ)』と共に、龍巳は今日も日常を行く。

・「兄」　　　：　P遺志　/☆N悔悟
・永見　昴　　：☆P庇護　/　N不安
・曲直部　勇　：☆P懐旧　/　N食傷
・葉羽切　御琴：☆P尽力　/　N不安
Ｓ小路夜　兎麻：☆P連帯感/　N悔悟
・上原　弓菜　：☆P連帯感/　N不安

・永見　昴　　　☆Ｐ庇護　　/　Ｎ不安
・小路夜　兎麻　☆Ｐ連帯感　/　Ｎ悔悟
Ｓ織田　正義　　☆Ｐ好意　　/　Ｎ不信
・一般人　　　　☆Ｐ慕情　　/　Ｎ嫌悪　※タイタス
・ｼﾞｬｰﾑ:ﾋｰﾛｰ　　　Ｐ「同類」/☆Ｎ「でも、お前にはなれない」
・『ヒーロー』　☆Ｐ「けれど、お前の前でだけは」/Ｎ「俺はヒーローにはなれない」

Ｓ小路夜　兎麻　　：☆Ｐ連帯感/　Ｎ悔悟
・『再来』　　　　：☆Ｐ信頼　/　Ｎ不安
※彼女と名乗る人物：　Ｐ好奇心/☆Ｎ不信　※ﾀｲﾀｽ
※『この騒動』　　：　Ｐ執着　/☆Ｎ厭気　※ﾀｲﾀｽ
※通信エージェント：☆Ｐ有為　/　Ｎ無関心※ﾀｲﾀｽ
・『ホワイトデー』：　Ｐ記念日/☆Ｎ厄日

Ｓ小路夜　兎麻　：☆Ｐ連帯感/　Ｎ悔悟
・『再来』　　　：☆Ｐ信頼　/　Ｎ不安
支部長　　　　　：☆Ｐ尽力　/　Ｎ憤懣
トリスメギストス：　Ｐ好奇心/☆Ｎ猜疑心※ﾀｲﾀｽ
ダーティ・ラック：　Ｐ執着　/☆Ｎ憤懣　※ﾀｲﾀｽ
"迷惑な客"　　　：　Ｐ同情　/☆Ｎ嫌悪　※ﾀｲﾀｽ

Ｓ小路夜　兎麻　：☆Ｐ連帯感/　Ｎ悔悟
・『再来』　　　：☆Ｐ信頼　/　Ｎ不安
・盗難密売犯　　：　Ｐ好奇心/☆Ｎ嫌悪
・からくり　　　：☆Ｐ好奇心/　Ｎ無関心
・博物館　　　　：　Ｐ好奇心/☆Ｎ面倒
・ｵｰｳﾞｧｰﾄﾞ泥棒　：　Ｐ逞しい/☆Ｎ嫌悪　※ﾀｲﾀｽ

・「兄」　　→メモリー化
・永見　昴