白銀の足元まで伸びた白銀の長髪を強引にサイドテールにし、琥珀色の瞳を持つ少々華奢な少女。
入手したどこかの高校の制服に身を包みロングブーツ、チョーカー装備でその上に羽織を纏っていることも。
時折や正装が必要な際はノースリーブの和風袴スカート衣装を着こなす。

基本的にあまり笑顔の絶えない、時折天然の出てくる感情豊かな割とその辺に良く居るお節介焼き少女。
堅気じゃない経歴や気質をうまーくほわほわとした雰囲気とお姉さんを名乗る仕草で隠していたりする。

が、一度スイッチが入れば本性が出てくる。
セルの方針からして強きを行く、もしくは生きるということに強い執着を見せることに重きを置かれている部分からか
椿の性として戦闘狂の一面が出てくる。斬ることこそ我が命、我が宿命なりと言わんばかりの暴れようと平時から予想のつかない物騒な言動が飛び出してくる。
但しセルの人員に対してはかなり慈愛を持っているらしく、余りにもとんでもない言葉の裏には平時と同じ世話焼きの性質を持つ。

ある事情により先代であった義父からセルリーダーの立場、冠していたマスターの肩書を託されており、
実は責任感からか、セルリーダーとして動いている際は軽薄で冗談交じり、物騒口調に反し、大真面目且つ必ず気を張っている。
それでも時折ド天然で割と一般少女的一面が漏れてしまい侮られる、無防備に見られることも多くある。

だが、そんなのであれどマスターの名を無くしていない辺り戦闘能力の方でその資質をしっかりと見せ付けているらしいが...？

FH所属　『黄昏の焔鳥(クヴェルフェネクス)』と呼ばれる他勢力からのハグレモノや裏切り者達を纏め上げたセルの若きリーダーにして組長。
方針は至ってシンプル。自身の強きを高めよ、生きることに執着をみせよというもの。

血の繋がらない義父によって拾われ、裏社会で育った堅気とは本来程遠い筈の少女。
表の顔は東京近郊のある高校に偽名で通っており、怪しまれないようにあくまで気のいい女子高生を演じて...と言うよりほぼ普段の様子で過ごす。
時折部活のサポートにはいったり、後輩諸君の面倒を見たり...お人好しなお姉さん気質を存分に発揮している。

成り立ちに関しては椿自身実は殆ど覚えておらず、路地裏に倒れ覚醒したところを先代に拾われたということしか知らないらしい。
それ以前の記憶は一切なく、ただ自分には価値がない物であるという根深い負の感情を奥底に抱えていることを除けば大体はそこら辺の人間と変わりがない。

セルのエージェントや父に育て上げられていくうちにあれよあれよ、剣に魅入られ徐々に普通からかけ離れた『日常』に身を置くことになってはいったものの本人はこの質をかなり好んでおり、人斬りとしか最早言えない己を誇りに思っている。

現段階の目標は自身のセルを父の代以上に強大な組織に組み上げていくこと。
本人のもっと高みに昇る姿を見たい、という癖も相まって現状黄昏の焔鳥内部は徐々に戦力や能力の水準が上がってきているらしい。

刀を用いたシンプルな一刀流白兵戦を得意とする。
斬りやすいように常に自身の愛刀を変化、それに合わせて肉体もまた進化させて敵を斬り伏せる。