名前:薔薇の品種(ブラックバカラ)より。黒バラの一種。花言葉は「恨み」「憎しみ」「あなたを呪う」「決して滅びることの無い愛」。
CN:タタウはタヒチ語で「叩く」。タトゥーの語源と言われている。ロサは「薔薇」。首元の薔薇のタトゥーがFHや相対した敵の残党に言い伝えられたことから。

敵の周りに魔眼を漂わせる。自身の足元に配置した魔眼に向けて銃を撃つと、斥力やら引力やらの効果が働き敵に向かって無軌道な軌跡を描いた弾丸が飛んでくる。

「本当はあの時、私が死ぬべきだったんだ」
九路羽は教師だった。担当教科は現代国語。明朗快活で勉強熱心なその姿を慕う生徒も多かった。
一クラス三十九人を引率する修学旅行先でレネゲイド災害に巻き込まれ、三十九人が九路羽の前で命を落とした。生存者は九路羽ただ一人。
現在の九路羽は復讐の為に生きている。自身を蝕み、生徒を殺したレネゲイドウイルスという存在を憎み、チルドレンを指導することでレネゲイドウイルスに一人でも多くの子どもが対抗出来るように。それは、あの時に出来なかった“彼ら”への償い。
──どうか、早く私もあなた達の傍に逝けますように。