容姿・経歴・その他メモ

「CN―の幻月広世、です。その、俺は後ろ担当で……い、いや違うんですって！」
「……俺は、結局の所怖いんです。俺の未熟のせいで、誰かが傷つくんじゃないかって。傷つけるんじゃないかって」
「ど、どうすればいいんですかこれって！？　あいつですか！？　あいつの相手をすればいいんですよね！？」

優柔不断で、臆病な高校生イリーガル。ブリードはサラマンダーのピュアで、能力は『炎の形質変化』。炎をレネゲイドによって固定化させ剣として運用したり、気体化させることでビームの様に放つことができる。最終的には、自身の身体を『炎』と同化させることで、圧倒的なエネルギーを用いての身体運動、回避が可能となる。（演出としてはワンピースのエースに近い）
戦闘スタイルは炎の剣を使っての接近戦。だが、能力の制御に時間がかかるため時間がかかることが多い。よって、基本的イに時間稼ぎを味方にお願いし、制御ができたら相手を一撃で仕留める戦闘スタイルになっている。

性格としては、基本的に『俺、こんなことあんまり……』と戦いなどに消極的で臆病な性格。自分が傷つくのが怖いのではなくて、自分のせいで誰かが傷ついたりするのが怖いため責任が大きい前線を嫌がっている。どうしようもなかったり、自分が行かなかったらもっと危ないと納得すればちゃんと前線を張れるが、それでも基本的にはこわごわとした戦闘スタイルをしてしまう。
また、非常に優柔不断であり『これでいいんですよね！？』と誰かに確認を取るのが、所属している支部での一種のネタとして定着しているほど。ある時のチルドレン候補訓練として『自分の知り合いと多数の一般市民、どちらを見捨てるか』という問題
を知り合いから出されたときに、２時間悩んだ挙句『どうしてこの二つだけなんですか！　もっといろいろやり方あるんじゃないか！』と逆ギレしたぐらい。その割には自分だけが被害を受ける選択（新しいメニューを試すなど）は結構サクサクと選ぶため、他人がかかわった（もしくはかかわるであろう）問題に対して、非常に悩む傾向にある。
――ただ、これは幻月広世の『覚悟』『戦う理由』『情熱』が不足しているからであり、これが固まったときはこの性格は反転するだろうと評価されている。

レネゲイドとの親和性が高すぎるあまりに、覚醒の時に周囲一帯を炎で燃やしつくしかねないほどの炎を放出しながらの覚醒だった。その時に山で遊んでいて、かつ河が近くにあり一定以上は燃え広がらなかったかつ、ワーディングの出力からUGNが早期に対応してくれたことから、ただの山火事として隠蔽することができたはいいものの、この覚醒の事件は広世に影を落とすことになる。

訓練でも、最初は一瞬の放出でも火炎放射並みの過剰火力を出すことが多く、心の中で『こんな力、誰かに放つなんて』と恐怖を自分に感じながらも制御が可能に。しかし、自分はいつでも『ああいうこと』ができると考えるとどうしても自分が誰かを傷つける妄想が止まらなくなってしまっていた。
強力なオーヴァードとしてイリーガルとして出た任務でもそれは謙虚に出ており、近接戦闘がメインながらも足が竦んだり出力調整に手間取ったりと中々前に出ることが遅い傾向にある。全出力を出すのであれば、しっかりと戦えるはずだ、と訓練教官からはコメントされている。

テーマタロットは《魔術師》　正位置の『才能・奇才』を持ちながらも逆位置の『曖昧・優柔不断』である精神面が目立っているが、それを乗り越える『熱意』を持ち合わせている。しかし、未だその熱は種火ほどなのだ。

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