容姿・経歴・その他メモ

支部長（ノノカ）に拾ってもらって今の支部にいる。
支部の皆のことは大好き。

いつも宙に浮いている。

名前　フウ
(漢字だと「風」だが基本的にはカタカナ表記)

性別　女性
(身長、体重同様、本来は可変だが、過去の出来事から固定している)

身長　(だいたい小学生低学年ぐらい？)

体重　(浮かびやすいように軽めにした。たぶん一部の臓器とかがない)
※娯楽目的以外での食事、排泄の必要はなく、栄養(？)は大気から得ている。


とある実験施設にて生み出された(？)レネゲイドビーイング。
(どこかにいたのを捕らえられたのかもしれないが、研究所以前の記憶はない)
意図的に「風」の概念を集めて生み出されており、手足のごとく風を操る。
ただし発生が人為的であるため、例えば神などの概念も付随していても、扱える力の総量は一般的なオーヴァードと同程度。

性格は気まぐれだか好奇心旺盛。
基本的には見た目通りの子供っぽい反応をすることが多い。
「楽しい」以外の感情をあまり理解しておらず、感情を知るために色々な事件に首を突っ込もうとする。
オーヴァード、非オーヴァードを区別なく「人間」、レネゲイドビーイングを「同胞」と呼ぶ。
支部の仲間は名前を呼び捨て。

最初は、周りの人間が自分をどう定義するのか気になって実験に協力した。
その後、実験の中でとある少女と仲良くなり、そこで「フウ」という名をもらう。
「楽しい」という感情もそこで学んだ。

ーーーーしかし。

ーーーー「今からこの個体を解体する。その後に君が何を思うのか、私たちに教えてくれ」

たすけて、と伸ばされる手を、覚えている。
分厚いガラスの壁の向こうで、飛び散った血の鮮やかさを、覚えている。

ーーーー「さぁ！　気に入っていた生き物が殺された時、君は何を思うのかな？」

丁寧に、丁寧に。
なるべく長く苦痛を引き延ばしながら、彼女は殺された。

その時、自分は。

「なんにも」

ーーーー何も、思わなかった。

助けなかったのは、見届けることが実験の一環だと思ったからで。
どうして助けてくれないの、と言われても、だって実験でしょう？　と返した。

「でも、今になってふと思うんだよねぇ」
「あの時手を伸ばしていたら、何かが変わったのかも、って」

後悔はない。
悔恨はない。

だってその感情は、まだ分からないから。

「ーーーーだから、今度同じようなことがあったら、今度は違う選択をしてみようかなと思ってるよ」
「んー？　『罪滅ぼし』？　とはちょっと違うかな」
「だってさ」

「ーーーーそんなことをしても、あの子は生き返らないじゃん」

フウは知っている。
後悔も、悔恨も、謝罪も、意味はない。
そんなことをしても、死んでしまった生き物は戻らない。

だから。
ーーーーだから？

フウは思う。

「ーーーーいつか、この感情に名前をつけたいと思ってる」
「だから、ボクは人間を知りたいんだ」



目の前で殺されてしまったあの子のことは気にしてるけど、泣いても悔やんでも、だからってそれが本人のためになることではないよね、自分の気持ちが少し楽になるだけだよね、じゃあどうすればいいんだろうねってことをずーっと考えている子です。
パッと見サイコパスだけどサイコパスではないです。

追記
件のバカタレ研究所と研究員は全員お縄についていて、フウはなんやかんやあっていまの支部におります。

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