“拡散殲滅姫”ゼーレ・ナベルス
プレイヤー:イェーレミー
- 年齢
- 14
- 性別
- 女
- 星座
- 身長
- 149cm
- 体重
- 48kg
- 血液型
- ワークス
- UGNエージェント
- カヴァー
- 高校生兼暗殺者(つい最近ヒーローを始めた)
- ブリード
- クロスブリード
- シンドローム
- エンジェルハィロゥ
- ハヌマーン
- HP最大値
- 25
- 常備化ポイント
- 4
- 財産ポイント
- +6=6
- 行動値
- +12=23
- 戦闘移動
- 28
- 全力移動
- 56
経験点
- 消費
- +256
- 未使用
- 0
ライフパス
出自 | 孤児院では独りぼっちでした・・・・・ | ||
---|---|---|---|
天涯孤独 | |||
経験 | 伝説の人とかって言われます。私はワタシと協力して頑張ってます!・・・・・・・・ワタシはやれることをやってるだけなのよ?FHセルに単身乗り込んで情報を抜き取ったり操作したり、あわよくば壊滅させているだけよ。あとは寿命に見せかけて暗殺とかかしら。そんなにスゴイことはしていないわ | ||
伝説 | |||
邂逅 | 誰とも分からない私を拾ってくれたティナさんには頭が上がりませんし、甘やかしてくれるので、一人でいる時にママって呼んじゃったりしてます。・・・・・・ワタシもそうね、彼女には妻も居るし娘も2人居るというのに、恋愛感情が抑えきれなくなる事があるのよね・・・・・。 | ||
慕情 | |||
覚醒 | 侵蝕値 | 実験でこんな風になりました | |
素体 | 16 | ||
衝動 | 侵蝕値 | ふふ、みーんな殺しちゃえば平和になるわね | |
18 | |||
/変異暴走 | メインプロセスは攻撃するかターンエンドするかしか選べない | ||
その他の修正 | 15 | 先手必勝(4)+パトロン(6)+デスストーカー(5) | |
侵蝕率基本値 | 49 |
能力値
肉体 | 1 | 感覚 | 4 | 精神 | 3 | 社会 | 1 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
シンドローム | 0+1 | シンドローム | 3+1 | シンドローム | 1+1 | シンドローム | 0+1 |
ワークス | ワークス | ワークス | 1 | ワークス | |||
成長 | 0 | 成長 | 0 | 成長 | 0 | 成長 | 0 |
その他修正 | 0 | その他修正 | その他修正 | 0 | その他修正 | 0 | |
白兵 | 射撃 | RC | 1 | 交渉 | |||
回避 | 知覚 | 1 | 意志 | 1 | 調達 | 1 | |
運転: | 芸術: | 知識:レネゲイド | 3 | 情報:UGN | 1 |
ロイス
関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Dロイス | 賢者の石 | ― | C-2(min2) 1シナ1回 | ||||
ティナ・ソフィーティア | 尊敬 | / | 偏愛 | 私の上司のティナさんだよ。月のような淡い黄色の髪は綺麗だし、喜ぶ時の微笑んだ顔が女神みたいで・・・・。恋しちゃってるわ | |||
Dロイス | 遺産継承者 | ― | 聖剣の王者 | ||||
シナリオロイス | 霧谷雄吾 | 誠意 | / | 食傷 | オーヴァードじゃない知り合いだね。1年前に偶然出会って意気投合したんだよ。つい最近ヒーローになったことは教えてて、UGNだってことまでは話したかな。 | ||
PC間ロイス | 玉響 ひかり | 連帯感 | / | 無関心 | |||
― | |||||||
― |
メモリー
関係 | 名前 | 感情 | |
---|---|---|---|
所属支部 | UGN特殊感染症対策部 | 傾倒 | あの空間が気持ちいいんだよね。理念もそうだし、真実を知らない人達にとってはUGNの鼻つまみ部署ってことになってるから、結構遊べるのもポイントかな。 |
エフェクト
種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リザレクト | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 効果参照 | ― | |
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇 | |||||||||
ワーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | シーン | 視界 | 0 | ― | |
非オーヴァードをエキストラ化 | |||||||||
デスストーカー | 6 | 常時 | ― | 自動 | 自身 | 至近 | — | ― | |
隠密時のみ攻+24 基本侵食+5 | |||||||||
先手必勝 | 5 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | — | ― | |
行動値+15 基本侵食+4 | |||||||||
陽炎の衣 | 3 | マイナーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 3 | ― | |
隠密になる。メインプロセス中持続する。1シーンLV回 | |||||||||
光芒の疾走 | 3 | マイナーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 1 | ― | |
離脱可、エンゲージ無視、封鎖無視の戦闘移動を行う。1シーンLV回 | |||||||||
マルチアクション | 1 | マイナーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 3 | ― | |
エフェクト以外のマイナーアクションでできることをする。 1シナリオLV回 | |||||||||
ライトスピード | 1 | マイナーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 5 | 100% | |
そのメジャーアクションは2回行われる。なお、その二回のメジャーアクション中C値+1される | |||||||||
コンセントレイト:エンジェンハイロゥ | 3 | メジャーアクション | シンドローム | ― | ― | ― | 2 | ― | |
C値-LV(min7) | |||||||||
見えざる死神 | 3 | メジャーアクション | 隠密時のみ | 対決 | - | 武器 | 2 | ― | |
判定D+1 攻+(LV×3) | |||||||||
光の舞踏 | 1 | メジャーアクション リアクション | 〈白兵〉 | ― | ― | ― | 2 | ― | |
白兵判定を感覚で | |||||||||
援護の風 | 5 | オートアクション | ― | 自動成功 | 単体 | 視界 | 2 | ― | |
判定D+LV 1ラウンド1回 | |||||||||
ウィンドブレス | 3 | オートアクション | ― | 自動成功 | 単体 | 視界 | 2 | リミット | |
援護の風と同時使用。達成値+(LV×3) | |||||||||
光速の剣 | 1 | メジャーアクション | 〈白兵〉〈射撃〉 | 対決 | ― | 武器 | 1 | ― | |
ガー不。1シナリオLV回 |
コンボ
量子転移
- 組み合わせ
- 陽炎の衣+光芒の疾走(+マルチアクション)
- タイミング
- マイナーアクション
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 4(7)
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 100%以上
隠密化+戦闘移動
封鎖無視&エンゲージ無視&離脱可
1シーン3(4)回
①「ゼーレ、飛ぶわよ」
「ベル!分かった!」
②「鬼さんこちら、手の鳴る方へ」
「ベル!油断しないで!」
彼女達の得意技だ。やっていることは単純明快。量子空間に入りワームホールのように入口と出口を繋げて瞬間移動しているように見せているのだ。だが、彼女達の姿は転移開始時点で粒子になって見えていない上に量子空間は彼女達以外通行できないため、実質ワープと同じである。
デッドリー・アセンション
- 組み合わせ
- 見えざる死神+コンセントレイト:エンジェルハイロゥ+光の舞踏
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 白兵
- 難易度
- 対決
- 対象
- 単体
- 射程
- 10m
- 侵蝕値
- 6
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 4+7
- 7
- 51
- 100%以上
- 4+7
- 7
- 51
- 4+7
隠密時のみ。
①「行きますっ!デッドリー・アセンション!」
②「行くわよ?デッドリー・アセンション!」
彼女達個人の力で放たれる対個人技。実はゼーレとベルとでは技の内容が違う。
ゼーレの場合・・・石突で相手を怯ませた後、鎌で突き刺して上に投げ飛ばす。追撃する場合(風鳴りの爪の演出)は投げ終わったモーション時に鎌を地面に突き立てて反動で跳び上がり回転エネルギーそのままに勢いよく突き刺して地面に縫い付ける。
ベルの場合・・・片手で鎌を横一文字に薙ぎ払って相手を鎌に引っ掛け、地面に叩きつける。追撃する場合は空中に居る相手に対して回転エネルギーそのままに縦に斬りつけ地面に縫い付ける。
アブソルート・デュオ
- 組み合わせ
- 見えざる死神+コンセントレイト:エンジェルハイロゥ+光の舞踏(ライトスピード含む)
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 白兵
- 難易度
- 対決
- 対象
- シーン(選択)
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 6(11)
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 4
- 100%以上
- 4+7
- 7
- 51
- 4
1シナリオ1回 隠密時のみ
彼女達二人の力を合わせて完成する対多数技。
「ゼーレ、合わせなさい」
「ベル!行くよ!」
「「アブソルート・デュオ!」」
パラダイム・リコリス
- 組み合わせ
- 見えざる死神+コンセントレイト:エンジェルハイロゥ+光の舞踏 ※条件アリ
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 白兵
- 難易度
- 対決
- 対象
- シーン(選択)
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 6
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%以上
- 4+7
- 4(2)
- 51
- 4+7
※条件① 侵食率が100%を超えていること
※条件② マイナーアクションで量子転移+マルチアクション(聖剣解放)を使用すること。
※条件③ 賢者の石を使用
彼女達の武器に封印された本来の力を解き放ち、その力で多数の敵を殲滅する技。彼女達のコードネームはこの技を食らった相手が彼岸花のような血の花を咲かせることに由来する。
ゼーレの場合・・・量子コピーした鎌を投げて右手と右足、左手と左足に突き刺し固定、敵を全員磔にして円になるように整列させる。そして本物の鎌を一番ヘイトが溜まっている敵に対して投げつけ捕縛し突進。円の中心で公開処刑を行うように鎌を引き抜き横一文字に薙ぎ払う。そして巨大化させた量子コピーの鎌を持ち全員を鎌で斬り貫く。
ベルの場合・・・量子コピーさせた鎌を巨大な手のように並べて広範囲を引き裂く。
マイナー時①
「ゼーレ!本気で行くわよ!」
「わかった!ベル!」
『限定解除!』
マイナー時②
「あなた達には散々な思いをしたわ。何度骨を折って損をしたのかしらね?」
「ベル!通達来た!オッケーだって!」
「あら。それなら話が早いわね。なら、本気を出させてもらおうかしら」
「ベル!行くよッ!」
『限界突破!』
メジャー時①
「量子コピーできたよ!」
「それなら皆に私達の力を教えてあげないといけないわね?」
「うん!」
「この力で未来を切り開くのよ!」
「パラダイム・リコリス!」
メジャー時②
「こういう時はなんていうのかしらね?あぁ、思い出したわ。『せめて奥義で葬ってあげるわね』」
「『覚悟はできてますね?貴方の罪を数えてください!絶望が貴方のゴールなんですから』じゃないの?」
「なんでもいいわよ。さぁ、貴方のゴールまでひとっ走り付き合いなさい」
「死ぬよ・・・ッ、私達の姿を見た人は、皆死んじゃうんだよ・・・・・ッ!」
武器 | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 命中 | 攻撃力 | ガード 値 | 射程 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
聖剣の王者 | 白兵 | 0 | 15 | 7 | 10m | マイナーアクションを使用して、C値-2(min4) |
防具 | 常備化 | 経験点 | 種別 | 行動 | ドッジ | 装甲値 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
UGN戦闘服Ⅱ | 30 | 15 | エフェクトを組み合わせた判定D+2 |
一般アイテム | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|
ウェポンケース | 1 | ||||
カテゴリ:ルーキー | 0 | 判定D+2 1シナリオ1回 | |||
ヒーローズクロス | バックトラック前に侵蝕-10 | ||||
パトロン×3 | 財産P+6 基本侵食+6 | ||||
パワーソース:ビサイド | 20 | 射程を+10m 射程:至近なら射程:10mに変更 エフェクトを組み合わせた判定D+4 | |||
フォーチャンチャーム | 20 | その他 | 所有者に幸運をもたらすと言われるお守り 自分が判定ダイスを振った直後に使用する。その判定ダイスを1つ選び出目を+2する(最大10)。判定最中でも可。1シナリオ1回 | ||
コネ:手配師 | 1 | コネ | 購入判定D+3 1シナリオ1回 | ||
コネ:専門家 | 1 | コネ | 知識:レネゲイドの判定D+2(知識:レネゲイドを選択) | ||
コネ:要人への貸し | 1 | コネ | 情報判定D+3 1シナリオ1回 | ||
デモンズシード | 3 | デスストーカーのLV+1 |
経験点計算
能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用/合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
3 | 295 | 73 | 15 | 386 | 0/386 |
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
容姿・経歴・その他メモ
ゼーレ・ナベルス
XXX01D実験、通称「第四の壁破壊実験」とは、ナチドイツで行われた非人道的な実験の1つで、その実験において被験者となった孤児院出身の少女がゼーレである。元々彼女は孤児院でも浮かれた存在で、独りぼっちが多かった。その影響かこの被験体としても選ばれやすかったようだ。この実験で彼女はオーヴァードへと覚醒、量子を操る力を手に入れ、その力でこの実験自体を量子空間へと転移させて実験記録以外の全てを無かったことにした。代償として彼女自身も量子空間に格納されてしまった。時間の概念がないそこはまるで精神と時の部屋で、空腹になることもなく、話し相手も居ない独りぼっちの空間だった。いつしか彼女は話し相手を求めてもう一つの人格を宿していた。イマジナリーフレンドのような彼女は自身をベルと名乗り、ゼーレと仲良く話していた。だがいつしか彼女達は量子空間から脱出したいと思うようになった。だが思いだけでは何も変えることはできない。なので肉体を鍛えることにした。幸い、空腹にはならない上に時間はたっぷりとあった。
色んな武器を試したが、独りぼっちで見たアニメの印象が強かったのか両手鎌が一番しっくり来たため、両手鎌を武器として選んだ。最初は鎌自体を操ることが出来ず、ベルに頼ってばかりではあったが、次第に上手に操れるようになっていった。そして肉体の力もオーヴァードに覚醒していたのも相まって人外レベルになっていたので、今度は手加減を覚えることにした。もし外に出られたとしても生活できなければ今までの努力が水の泡だからだ。なので非常時以外は本気が出ないように日常レベルにまで抑えることを目標にした。もちろん、最初は鉄を握りつぶしてしまったりしたが。
どれぐらいの時が経っただろう。体感では100000年以上は経っているはずだが、疲れを知ることはあっても老いることも死ぬことも
空腹を感じることも無かったこの空間で、ゼーレという幼い少女は立派に成長していた。
童顔なのは変わらず身長は10cm程度しか成長しなかったが、胸やお尻ははちきれんばかりに大きくなり腰はくびれてモデルのようなスタイルを手に入れた。あどけない表情を作っていた顔は少し艶やかで妖しげな表情を浮かばせるようになり。
髪は異常に伸びて異常に量が増えた。長さ的には踝まで。長い髪の女性を憧れていたのが原因だったため髪を切らなかったのだが、それが仇となった。一時は動きの邪魔にならないようにポニーテールを結っていたのだが、ポニーテールをしていても髪は伸び続け増え続け、ついにはポニーテールが無理やり解かれてストレートロングに戻ってしまった。このような現象に対して、ゼーレはラプンツェルなどを思い起こして大いに喜んだため、ポニテやツインテに結っては髪を伸ばして結んでは髪の量が増えてを繰り返した。その結果、モミアゲは腰辺りまで伸び、横髪や後髪は踝まで伸びて髪自体を服やマントのように纏えるレベルの量となった。ただ、前髪だけは全くと言っていいほど伸びなかったためゼーレもベルもしきりに首を傾げることになったのはまた別のお話。そして同じような髪の長さの少女を、髪フェチな散髪野郎のアニメで見ることになって背筋が寒くなったのもまた別のお話。
さて、長いことこの量子空間に居たため彼女達はこの空間の全てを理解できていた。そのため、ずっとこの空間に居たい気持ちを抑えて外に出ることにした。量子空間から出るとそこは研究所ではなかった。ただの土地だった。だがそこは研究所があった場所だった。少し怖くなって近くのお店に入ってカレンダーを確認して衝撃の事実が判明した。ゼーレが実験に遭って50年が経過していたのだ。戦争も終わりベルリンの壁が崩壊した、なんて言葉を聞いても何のことかまるで意味が分からなかった。とりあえずお店で買い物をするが飢えはともかく寒さをしのぐ場所自体思いつかなかった。そうして考えていると盗人が目の前を走っていった。興味本位で姿を隠しながら追いかけてみると、暖かそうな家を見つけた。だから盗人を殺して奪った。その後はその家を拠点にしつつ、他の盗人を見れば殺してはセーフハウスとして活用し、警察や軍が調査しに来ても何も疑われなかった。まさか50年前に死んだとされている人物が生きているだなんて想像もつかなかったのだから。そして暗殺を繰り返しているうちに見えない二人のことを「アサシン」「スケルトン」「オプティカルカモフラージュ」等と囃されていき、ついにはドイツの裏サイトで暗殺してほしい人を書きこむ人物まで現れだした。
ここまでなら彼女達の事を重犯罪者だと思うかもしれないが、ある時転機が訪れた。なんとドイツ軍に捕まったのだ。理由も知らされず連行され、いつものように量子化して脱走した。その後は何もなかったため日常に戻っていったのだが、数週間後彼女を訪れる人物が居た。おじいちゃんと呼ぶにはあまり老いていないその人物はゼーレを見るなり二度見した。ゼーレはというと少し涙が浮かんだ。その人物の名はフィン・ブースロイド。"スモールs"の二つ名で知られていたMI6の諜報部員だ。フィンは死んだと思っていた人物がほぼ姿を変えずに生きていたことに驚き、ゼーレは彼が老いながらもまだ生きていたことに涙した。二人はXXX-01D実験の前日に会っており研究所に潜入していた当時幼い少年だったフィンに、ゼーレを助けると言われていたからだ。結果としては実験は成功したが力を持ったゼーレが研究所を破壊することで犠牲者をゼーレ一人だけになったのだが。そしてゼーレは量子空間での出来事や今まで行ってきた暗殺を、フィンはWW2での冒険譚を全て話した。そしてフィンにこう誘われたのだ。
「もしよければその暗殺を仕事にしないかね?」
それに対してゼーレはこう答えた
「それは良い案だけど・・・・どこで?」
「MI6で悪人を殺す作業さ。ヒットマンみたいな役だよ。今の君みたいなね」
「それは良いけれど、血に塗れた化け物が所属して良いものなの?」
「それなら知り合いを紹介しようか。皆君と同じ化け物だけで構成されたFBIの部署がある」
そうして、二人はフィンの紹介の元FBI特殊感染症対策部(後のUGN特殊感染症対策部)に所属することとなった。なお、ゼーレやベルがそこで女の子に対して恋をしたり義母が出来たりするのはまた別の機会に。
ヴィランズイヤーでは被害が大きかったアメリカで何とか化け物としての力を振るいヒーローと呼ばれなくとも裏方仕事のようにヴィランやそれに乗っかってきた悪党を殺したりしていた。それはヴィランズイヤーが終わった後でも続いた。
正史から遅れること7年、FBI特殊感染症対策部はUGNに部署ごと引き抜かれFBIからUGNへと所属を変えたが、フェルやティナなど表立って行動するヒーローと、ゼーレのような暗殺や始末を担当する人員とで仕事を分担することになった。もちろん暗殺部門へはゼーレが志願してのことだったが、SIDSD長官であるティナは二人もヒーローにすることを決めていた。そのため、今回の件でMr.コバルトがヴィランを率いてチームを組んだという知らせを聞いて、裏で動いていた二人を推薦状を霧谷さんに送っていたみたいだ。もちろん、チームを組むことになる他のヒーローは調べ上げて、ゼーレのことも新米ヒーローという風に偽っておいて。報連相は大事なのでゼーレにもソレを伝えたところ、ヴィランを殺せるということで大いに喜んだが。
ちなみに、技名は彼女達のオリジナルで、技名を言うのはゼーレの趣味である。ゼーレが現実世界に戻ってきた後最初にハマったのが車に乗った仮面系ヒーローで、そこから技名の重要性をベルに説いた。最初はベルも恥ずかしがっていたが、慣れてくると逆に技名が無いと落ち着かなくなった。
秘密文書
ゼーレやベルが当初と性格が異なっているのは、量子空間での出来事が原因だ。彼女らの当初の目的として、「身体を鍛える」というものがあったが、彼女達はレネゲイドの力も鍛えることにした。そうして力を付けていったところではたと気付いたのだ。どうしてこの力を思う存分振るっていなかったのかと。量子空間内でゼーレとベルが別個体として存在できていたためにいつもは教え合ったり一緒に考えたりしていたのだ。最初の数年間はそういった感じで真面目に鍛えていたが、力を付けていくと同時に物足りなさも感じていた。最初は物足りなさを感じるだけだったが、次第にその物足りなさを鍛錬で補うようになり、鍛錬で補えなければどんどんとその鍛錬自体が彼女達を鍛えることを建前にした殺戮ショーに変わっていった。そして殺戮という蕾が大きくなり、無意識の内に殺戮衝動に飢え始め、殺戮衝動に支配される形で開花したのだ。その瞬間、彼女達は自分達の存在理由が殺戮を行うという一点に絞られ、殺戮に対しても無茶な理論で建前を作り上げては殺戮を実行するモノに変わり果て、それが元の人格と融合したのだ。もちろん殺戮という甘い誘惑に人格も理性も打ち勝てず、なけなしの理性と圧倒的な殺戮に酔いしれた本能が融合した結果、彼女達は量子空間という中でのみ神となった。本来であれば二人のうち片方が暴走したためにもう片方が必死に止めようとするはずだったのだが、ゼーレもベルも暴走したのだ。理性は殺戮をするための建前を考え、そして本能が殺戮を実行する。殺戮という蜜に溺れ飲み込まれ、甘露を無限に吸い尽くす思考になったため、殺戮と快楽が繋がり、今まで鍛えていたのは殺戮するためだという風に目標が変わったのだ。そして量子空間というのはあらゆる次元のあらゆる世界線に存在する。だから、異次元の大陸を丸々量子空間に沈めて地面を作ったり、世界ごと閉じ込めたりもした。ムー大陸の消失や剪定事象の消滅は彼女達が原因のものも存在する。そんなことをしていたから、量子空間からいつでも出られることに気が付き、今までの努力が無駄と悟った。そしてその怒りを殺戮によって発散し、人間に擬態して殺戮することを思いついた。人間に擬態して殺戮することはムー大陸で実証済みでその興奮といったら無差別殺戮よりは質が落ちるが、その分目立たないのがメリットだった。それに量子空間と現実は自由に行き来できることも判明した。そうなれば、現実では擬態して殺戮し、足りない時はこの空間に入って無差別にストレスを快楽に発散すればいいと思いついた。非常時以外は本気が出ないように日常レベルにまで抑えるなどというのは都合のいい建前でしかない。こんな退屈もしない空間をそう易々と出ていくなどと考えていた自分が馬鹿らしくなった。何故この空間を出ていこうとしていたのか理解できない。この空間では大量殺戮が可能であり、しかもそれを咎めるような人物は誰も居ない。ならばこの空間内では理性から解放され、本能と欲望をむき出しにした化け物に進化しよう。体も心も全てが殺戮を求めているのだから。
そうして、二人は量子空間では殺戮衝動を無制限に開放し続け、たまに獲物を量子空間に拉致するために外に出たりしていた。そんな本能むき出しにして欲望を丸出しにした状態で暴れていたから、その思考に合致するように肉体も性格も表情も書き換わり、しかもそれが理想の姿として歪んだ結果、童顔で低身長、超長髪で巨乳な艶やか妖しげな女の子となったのである。なおあとで知ったことだが本来の理想の姿なら実は顔も変わっていたがその代わり満足いく姿ではなかったため今の姿の方が良いという結論に至った。そして殺戮に都合のいいように記憶自体も書き換えた。独りぼっちだったのは殺戮しても気付かれないため。この空間に入ったのは殺戮に染まるため。鍛えようと思ったのは理性を欲望に変えて殺戮と暴力を振るうため。殺戮を解き放ち本能の赴くままに殺戮するのは善い事。屑共が生きていること自体が悪であり、そのゴミ掃除をしているのだから善人である。そんな訳で、今の状態が暴走状態から通常に変わり、暴走時は殺戮の権化として君臨するようになった。元の通常時は黒歴史であり、頭のおかしかった時代となっている。
なお、このことはSIDSDメンバーにしか伝えていない。
セッション履歴
No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
---|---|---|---|---|---|
フルスクラッチ作成 | 150 | ||||
1 | Devil's Alliance | 30 | 時雨 | 宵月・ミゼン・イェーレミー・flugel・とーどー | |
2 | blastic crisis | 33 | 時雨 | 宵月・ミゼン・イェーレミー・flugel・とーどー | |
the dark knight falling | 43 |