実は普段の姿は《天使の外套》によって作り上げられた偽りの姿。
とは言っても全くの別人ということでもなく、オーヴァードとして覚醒した時に変質した肉体を隠すためにその変化部分を打ち消すような外見を作っている程度。
本当の姿は両目の下に白と黒のもう一対の眼が開き、まるで竜のような角が生えている。
彼女は自分のこの姿をとても嫌悪しており、常時見た目を偽装することでオーヴァードはもちろん、自分自身をも騙そうとしている。
しかし、感情が激しく昂った時（暴走・侵蝕率100%↑）などにはエフェクトの制御が難しくなり、偽装が解かれてしまう。

りるかは母子家庭であり、和邇は母親の姓。
幼い時から父親はおらず、母親には「父は外国人で、海外で仕事をしている」と教えられていた。
しかし家に置かれている父の写真が20歳程度の若い写真から一度も変えられていないこと、あまり母親が父の話をしたがらないことなどから本当はそうではないことをりるかは察していた。

父の名は「オルカ・シュミット」。
オーヴァードに覚醒してUGNイリーガルとして協力するようになった際、りるかは父オルカの今の居場所と素性の調査を協力の条件として依頼する。
そうして分かったのは父がかつて南米の犯罪都市で活動していたギャングだったことと、既にこの世を去っていること。

今は父の足跡を追うため、自分の信じるもののためにオーヴァードとして活動している。
父の妹と呼べる人がすぐそばにいることを知らないまま。