容姿・経歴・その他メモ

C53258

一人称：ワタシ
二人称：アナタ

「初めまして、ワタシはクローディア。ディアとお呼びください」
「吸血鬼の伝承を耳にしたことがありますか？――それが真のお話だと言うことを証明して見せましょう」
「爽やかな香りのティザンヌ(ハーブティー)に血のように赤いプラリネ・ルージュのタルト。この組み合わせが一番のお気に入りなの」

出生

ディアは吸血鬼を祖先として奉っているフランスの旧家に生まれた。
生まれてすぐにオーヴァードとして覚醒していることが判明したため、UGNへと預けられた。

UGNチルドレン訓練の傍らデュ・ラック家の淑女としての教育も受けており、彼女には実家から派遣された専属の家庭教師が付けられていた。
その教育は勉強から貴族としてのマナー講習まで多岐にわたり寝食を削る忙しい毎日だった。
当然、友人たちと過ごす時間もなく……心身ともに疲れ切っていたディアに救いの手を差し伸べたのがアルドラだった。

アルドラとの出会い

彼女はUGN内でも限られた者しか知らない秘密倶楽部、＂サロン・ドルファン＂の主催者だった。
ディアと同じ年頃の少女に見えるアルドラだが、自身が出会った誰よりも博識で、誰よりも大人びており、そしてとても美しかった。
そして、とても不思議な少女だった。

彼女に悩みを話した翌日――突然、家庭教師が『のっぴきならない理由』によりディアの元を離れた。
そして、そのまた翌日には『活発化しているFHの対応』を理由に、ディアのUGN日本支部への移籍が決まったのだ。
すぐに派遣されると思っていた新たな家庭教師が派遣されることは無く、気が付けば日本行きの日になっていた。
（一度実家に連絡を入れたとき、電話越しのお父様の声がどうにも焦っているように思えたのが気に掛かるが……）

こうしてディアは日本と言う新天地で、自由な時間と新しい友人を手に入れた。
もちろん、今でもアルドラとは定期的に連絡を取り合っている。
一度彼女に、何かしたのか聞いてみたことがあるが、結局はぐらかされただけだった。


※＂秘密倶楽部(サロン・ドルファン)＂には毎夜、ブラム＝ストーカーやソラリス、バロールのシンドロームを持つ美しい少女たちが集まっている。
美味しい紅茶やワインと、甘いお菓子を楽しみながら、少女たちが噂話や恋の話に花を咲かせる場所なのだ。
参加資格は只一つ、主催者であるアルドラに気に入られること。
それには美しい容姿と知性と礼節、そしてオーヴァードとしての優秀さを兼ね揃えている必要がある。
この秘密倶楽部の情報網は多岐に渡り、UGN中枢にまで繋がるような情報が交換されることも有るとか無いとか無いとか……
それでもこの集まりが解散させられない理由は、所属するオルクスやノイマンたちにより、開催場所が何重にも隠匿されていること、そして、この俱楽部の存在自体があくまで噂の域を出ないからだ。



―――



La Vierge(ラ・ヴィエルジェ)（貴婦人）＋Rouge(ルージュ)（赤）
Claudia du Lac→インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア

Impossible n’est pas français(アンポッシブル・ネ・パ・フランセ)……「我が辞書に不可能という文字はない」
Rouge(ルージュ)……赤
obscurité(オブスキュリテ)……闇
Paradis perdu(パラディ・ペルデュ)……失楽園
chat noir(シャ・ノワール)……黒猫

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