容姿・経歴・その他メモ

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タバコを吸うとあの時の光景が頭をよぎる
忘れることなどない、忘れることなど許されない記憶

あの忌まわしい大虐殺の日のこと、俺はあの時のチトセの顔を一生忘れることは出来ない。

玄武が解体され一族は離散か死罪となっていたがチトセは無事だった。
その後、第二公子であるエミールさんが作った部隊「デザートミラージュ」に所属した。

ミラージュでもそりゃもう色々あった。チトセと一緒に色んな戦場を駆け巡った。
ただ気付いたら、チトセは周りから最強と呼ばれるような存在になっちまった。
・・・あん時は、俺もあいつに追いつかなきゃと思っていた。
あの日が来るまでは・・・

"大虐殺"が始まった

仲間が死んでいく、首を刎ねられ、風穴を開けられ、消し炭にされ、あの光景はまさに地獄そのものだろう。
たった一日、たった一日で全てが終わった。

最後に残ったのは結局俺とチトセだけだった。

あの時に俺にもっと力があれば少しは変わったのか？
チトセはというと全てを失いかけたショックのせいか、目の力を使用することを決めてしまい
俺はそれをただ見ている事しか出来なかった。

全部、あいつに背負わせてしまった自分の不甲斐無さに吐き気がする。

あいつの努力を、あいつの苦悩を、あいつの涙を俺は全部知っていたはずなのに
止められなかった、一生俺に付きまとう後悔の過去


だからこそ

俺はこの世界が嫌いだ、努力してる奴が報われず、結果だけが全てであり
最後には絶対的な力で全てを奪いつくすこの世界が・・・

あいつが、チトセが苦しむ世界が・・・嫌いだ。


あいつの為なら・・・俺は・・・


新設された近衛軍諜報部隊「ライブラリ」、チトセはその隊長となり俺はその隊員となった
最初の内は色々忙しかったが、その忙しさにも慣れ、玄武時代に離散した後も残ってくれた奴や
ライブラリで新しく知り合った仲間ともうまくやっていた


こんな時間・・・いつまで続くのだろうか・・・



「グレン・ドラゴニュート」
元玄武所属、現ライブラリ隊員

性格：自分の事より仲間のことを優先し、自分の事は全く考えていない
特に隊長チトセ・ゲンブ・スメラギに対しては、どの隊員よりも気を配っているようだ。

好きな物：チトセ、仲間、タバコ、ラーメン

嫌いな物：世界、酒(飲めなくは無い)

戦闘スタイル：基本的には氷を主体で戦うようだが、本人曰く
「氷が一番使いやすいことに間違いはねぇが、炎と重力に関してはいざって時にとっておいてんだ」
という事らしい。


あの件以来、チトセに自分の気持ちを全く隠さずに伝える用になった。
よっぽどチトセのことが心配だったのだろう。今の彼に獣の耳と尻尾でもつければ
尻尾をぶんぶん振る大型犬と見間違うかもしれない...

ロドリゲス戦で最後に放った炎の鳥、そこからチトセの暴風を利用して更に火力を上げた結果
実は指先が黒く焦げていた。
チトセには気づかれないよう取り繕っていたがどうせばれてそうだなと思っている。

裏ではひっそりと、炎の訓練をしているがどうも玄武時代より炎の火力調整が
下手になっている。どうしても火力を出そうとすると腕が黒く焦げる...
最近では割と炎を使う場面が増えている。...時を止める力も使わされた...

炎はやはり、あの光景がチラつくがこんな事を言ってられない。
俺は...皆を守る為にももっと火力が必要だ...

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