小さな町の整備屋で生まれ、小さなころからバイクや車に慣れ親しんで過ごした。
自分でバイクを組むほどには好きで、乗れないながらもガレージで自身が組んだ愛車のエンジンをふかしていた。
当時名を轟かせていたDawnSeekersと一緒に走る、そんなことを夢見て。
当然ながら無免許運転を許されるわけもなく、取れる年齢になるまで首を長くしていたが、その前にDawnSeekersが解散してしまう。
それからしばらくして、ようやく免許を取れた彼女は湾岸を走る。
楽しくはあるのだが、何か物足りない気がする。そんな思いを抱きながら。

彼女自身が16の頃に組み上げたバイク。吟味したパーツでフルチューンされており、並の走り屋が持っているものより数ランク上の性能をしている。
実はこのバイクに使われているエンジンにレネゲイドが感染しており、覚醒しているが本人はあまり気にしていない。
最近噂で凄い力を持った奴がいると聞いたが、それに似たようなものだろうと思っている。

ザ・大雑把。基本的に頭より先に体が動くタイプ。
不良に思われがちだが、根はそこまで悪ではない。むしろ、車やバイクにかける思いは誠実そのものである。
とはいえ、スピード違反などは平気でするのだが