容姿・経歴・その他メモ

とあるFHセルのリーダーを務める女性。
銃の腕前はピカイチで一度に数丁の拳銃を扱っても的を外さない。
普段は穏やかな人柄だが、時折(というかしょっちゅう)スイッチが入ったかのように人が変わる。

過去にとある事情を抱えておりUGNを強く憎んでいる。
普段はセルのメンバーに訓練を施しており、時折憎しみを晴らすかのようにUGN襲撃の戦いに参じていたりする。

どことなく家族の愛情に飢えているような節があり、経験が浅いメンバーに訓練を施しているのは彼女なりの愛情なのではないかと言われている。
最も、その愛情に応えてくれるもの好きな人物がFHにいるかは疑問符が浮かぶところではあるが。

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彼女がUGNを恨むようになった理由を知るには、彼女の幼少期にまで時間をさかのぼる必要がある。

まだ彼女が何も知らない子供だった頃、UGNと暴走した遺産が戦っていた場に偶然居合わせてしまう。
戦いに巻き込まれた家族は死亡。彼女だけが生き残った。
その後UGNの手により保護されたが、覚醒の予兆が見えないため記憶処理のみ施し、UGN施設ではなく一般の孤児施設へと送られた。

しかし彼女を待っていたのは新たな家族たちとの楽しい日々ではなかった。
そこは外面だけは良い不良施設で、彼女を待っていたのは壮絶なイジメの日々だった。
まだ子供だった彼女に逃げ場など存在しなかった。大人は見て見ぬふりをした。
心を殺し、いじめに耐え続け、いつか施設を離れ平穏な日々を。ただそれだけにか細い希望を見出し、彼女は何とか生き続けた。

そして十数年後。
施設を出所する日、ようやく彼女の元に平穏な日々が訪れるはずだった。


しかし過酷な運命は彼女を逃がしはしなかった。


オーヴァードとしての覚醒。
幼いあの日に感染したレネゲイドウイルスは、十数年という時間をかけて、ゆっくり、ゆっくりと彼女の体を作り替え、まるで狙ったかのように施設を出所するまさにその日に彼女を覚醒させたのである。
そして不幸にも彼女はノイマンの力に目覚め、かつてUGNが施した記憶処理を、自ら無効化した。してしまった。

かくして彼女は思い出した。
"家族を奪った犯人が、その事実を隠蔽し、自分をあの地獄に叩き込んだ"という「事実」を。



その日から、彼女の元に平穏な日々が訪れる事は未来永劫なくなった。

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