〇月△日、N市で発生したオーヴァード【ブラッドレイン】による連続殺人事件の調査をUGN日本支部長【霧谷雄吾】より受諾。UGNイリーガルのオーヴァード【化物】虚音イフを増援に事件の解決を行った。
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・発端はコードウェル博士の声明を受けUGNからFHに転向したエージェント、【サイレントシープ】八雲沙織がレネゲイドクリスタル【ティルフィング】と融合したことであった。融合の結果、ティルフィングは八雲と融合し、その望みを叶えるために活動を開始したが、複数に分裂した。その中でも強力な個体が【サオリ】と【ブラッドレイン】であった。八雲の目的は彼女のFH離反前の友人であったFHエージェント、【野薔薇葵(ノイバラ-アオイ)】によると「一般人とオーヴァードが平等に扱われる世界」を作り出すことであった。しかし現実に直面した結果、八雲沙織はUGNとFHの両方を破壊し、新たな秩序を作り出すことに目的を変更していた。
・○月×日夜22:30、【サオリ】は何でも屋を経営するオーヴァード、【フィーエンド】百瀬明麻(モモセ-アクマ)にUGNによる事態の解決を依頼し、UGN・N市支部はこの依頼をUGN日本支部長の指令と同一とみて受諾。【ティルフィング】の回収を目的とするFHエージェント【野薔薇葵】及びN市FHセルリーダーにしてオールドレイスである【にゃんこ】ビーストとの協力体制のチーム(百瀬、卜部、虚音、野薔薇、ビースト)を樹立させた。
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・結果として【ブラッドレイン】は消滅、【ティルフィング】は破壊された。対【ブラッドレイン】戦においてチーム内にジャーム化した人員はなし。【ティルフィング】の破片は【サオリ】の意向を汲み【にゃんこ】に譲渡することとなった。
・数日後、【サオリ】が【フィーエンド】のもとで雇用関係を結んだことを確認。今後も動向を見守る。
(以下、本件に関係する死傷した人々に対する補償、決算書、本件に関わった人物に関する調査レポート(FH側の人物中心)が詳細に記載されている…)

〇月△日、東京にて、UGN中枢評議会の【エリゴス】氏が極秘裏に行っていた研究【アルティメットワン】の暴走によりジャームが大量発生したため、UGN日本支部長【霧谷雄吾】よりアルティメットワンの回収及びRディフューザーの回収を受諾した。
(Rディフューザーとは、覚醒状態にあったアルティメットワンを休眠状態に戻す装置のことである(図1)。)
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・アルティメットワンは本来【プランナー】都築京香から分離して生まれたレネゲイドビーイングであった。しかし、究極の進化を求めるあまり暴走したアルティメットワンは、既にジャームしか生み出さない存在となっていた。【アルティメットワン】は民間人【園村美緒】に寄生し,《アルティメットワンを休眠状態にしたうえで【対抗種】の力を使って倒さないと延々と再生し続ける》状態になっていた。
研究所から別の場所へ【アルティメットワン】を移送する最中にFHの襲撃(エリゴスが意図的に発生させたものと考えられる)が発生、輸送部隊は大半が死亡。【アルティメットワン】の監視役であった【red】赤赫　燐　氏が彼女を保護し、安全な場所に移動させようとしていた。その場所に合流し、【アルティメットワン】を破壊する方法を捜索した。
・【エリゴス】はFHと合流して、表向きは動きを潜めつつ封鎖内のオーヴァード関連組織の動向を監視していたようだ。エリゴスはアルティメットワンの研究によって、既にある程度次世代オーヴァードとしての力を得つつある。あらゆる攻撃を受けても再生するための不死の力を得ていたため、エリゴスを倒すにはこの効果を無効化する必要がある。
→【アルティメットワン】を知る【プランナー】に直接接触を図ったところ、【アルティメットワン】と同じ方法で不死状態を破れるとのことだった。［エリゴスの身体の一部を用いればRディフューザーの残弾を増やせるとも、【プランナー】自身の身体の一部を用いるのは【アルティメットワン】と相性が悪く、Rディフューザーの補填は出来ないだろう、とも(後者に関しては他組織に研究されるのを防ごうとしたとも考えられるが…)口述していた(RSTEMレコード(レステムレコード,会話を文章で記録するタイプのボイスレコーダー)に証拠アリ)。
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Rディフューザーを【エリゴス】及び【アルティメットワン】に対して使用したうえで対抗種による攻撃を行ったことで、【アルティメットワン】の破壊を完了とした。防衛隊によるミサイル発射まで残り30分といったところで発射中断の連絡を【黒くぬれ！】黒崎剛道氏に行い無事中断された。
園村美緒はオーヴァードではないため、適切な処置を施して日常生活へと復帰させた。東京23区内の復興に関しては日本政府と交渉して復興予算を建て、建築物の修復が進んでいる。本案件によってジャーム化した民間人に関しては伐除中であり、遺族に対しても情報を秘匿して伝達した。

また情報のない中でゼノス所属の【プランナー】を探し当てた【“ジン”】なるオーヴァードには、UGNのオーヴァードリストに記載がなく、未知のオーヴァードであった。人格を豹変させ、自らの行ったことを「神罰」「神の御業」と発言していた(写真複数アリ)ことから、通常のオーヴァードではない可能性もある。データがないことから、サイバー系のレネゲイドビーイングであると推測するが調査は電子データに残らないように行う必要があると考えられる。

また、テレーズ・ブルム氏の直轄にあたる【red】にも事情を聴取することを推奨する。