コードネーム『レ・プロテッシ』
本名：ルチアーナ・エドモンソン
少女のような体躯だが，立派なイタリア人成人女性。
「ようこそ己の支部へ」「愉快にして珍妙なお客人」

どこか芝居がかった言動をしており、中二病が残存している。
20年前に交通事故に遭い死亡するも、オーヴァードに覚醒して復活。
同時に記憶喪失となり、自身が選ばれた人間であると錯覚するようになった。
記憶喪失前は陰気で異世界転生を夢見るような少女であったという。
「己は選ばれた存在だ」「無力な人間共を守ってやる力を与えられた……な」

FHと戦闘していた際にUGNから勧誘を受け所属することとなる。
日本には家族で住んでいる為、家族の住む地域を担当することとなった。
しかし10余年の戦闘で犠牲が出ないわけはなく……両親はFHの戦闘に巻き込まれて死亡した。
今となっては一人になってしまった家族、兄を大切にしている。
ちなみに兄は一般人だが人間としてはかなり元気な方。
「兄上は脆弱だ」「己が守ってやらねばならぬ」

支部内では、ミステリアスな風を装っており、有能な上司感を頑張って出している。
だが揶揄われると時折少女のような反応が垣間見える。
「よく来た諸君」「戦いの火蓋を切って落とそう」「己らの演習の成果を見せてみよ」
「何をするかー！」「や、やめよそのような……恥ずかしいことは…」

趣味は

プロテッシ(protesi)とは義肢のこと。
彼女の体は覚醒当時の事故により四肢を欠損しており，現在は両腕両脚に至るまで義肢を使用している。
同時に，骨髄および造血幹細胞の受けたダメージも一部残存しており，身体の成長に著しい障害を負った。
本人はすらりとした長身長躯にしようとしたが，兄の「バランス的に今のままの方が可愛い」という一言で小柄のままにしている。
「已むを得ん」「だが黄金比というものは大切である」

覚醒当時の四肢のない芋虫状態(不完全なリザレクトによる半死半生の状態)は彼女のトラウマでもあり，義肢が機能障害を起こすと軽度のパニック状態に陥る。
「わ，私の，足…が……？」「なんで動か，動かない…？」

N市支部の中では，支部長としての指揮，戦闘の両方を行う。
チルドレンやエージェント達には，平時には「己が眷属」と呼び，戦闘の際には「己が尖兵」と呼ぶことも。
「おはよう己が眷属共！」「今日も今日とて世界を守る為に戦おうではないか！」
「行くぞ己が尖兵共」「その背中を己に預けるがいい！」

日常台詞
「ううむ。己は退屈である」「眷属よ。供物などはないか？」
「己は世界に選ばれた，無辜の民を守る守護者である」
「眷属ということは悪魔…？」「まあ，似たようなものだ」
「己の……金が……」「二度と，二度と賭け事などせぬ！(三敗目)」
「」

指先に仕込んだ高速振動ワイヤーを操り，踊るようにして相手を八つ裂きにする。
身に着けているコートとナノスキンが形状を変化させて相手の攻撃を防ぐ機能を持つ。
両手は指揮者のように振るう為，相手の攻撃は背中に背負った大きな盾を利用して，背中を向けて受け止める。

・鮮烈なる指揮者(ラグナテラ)
両手指から伸びる，高速振動ワイヤーブレード。
人形を操るように，指揮者のように指と腕を振るって敵を刻む。
「踊れジャーム共！　死の舞踏を！」

・不可視の翼(ソプラビト)
ナノマシンの組み込まれた形状変化自在の外套。
ある時は翼となり，ある時はドリルとなって戦闘の補助を行う。
「おお。神も閻魔も今や己の背を押すのみ」
「汝の使命，潰える時ぞ！」

・天輪よ巡れ(チェルキオ)
円状の頑強なる盾。フォールンシールド。
基本的に外套に隠して背中にウェポンケースを仕込んでおり，
展開すると背面を覆うようにして盾が展開される。
「ふはは！　己の背中は急所ではない！」
「最も堅牢なる天の翼である！」

兄を愚弄されること。兄を人質にとること。