容姿・経歴・その他メモ

何千年前には女王として君臨していた少女。
その国の懸賞で一等を当てた人物には「何でも望みを叶える」という催しが開かれていたのだが、当時の国民の一人である少女がその一等賞を当て、「自身の身体を機械化させて不老不死にしてほしい」という望みを叶えた。もちろんその当時にすぐに施術するわけにはいかず、3年かけて実験に実験を重ね、意識のみはその少女の電気信号を徐々にコピーしていくという形にした。
だが同じ願いを女王自身も持っていて、王族の特権を使用してすぐさま機械化改造を行うことも出来たがそんなことをすれば「王族と国民に隔たりができてしまう」という考えのもと、色々頑張って自力で一等賞を当ててその願いを叶えることにした。もちろん、「彼女」と同じように施術するのに3年待った。その後はすぐに機械化した身体同士ということもあって「彼女」と仲が良くなり、「彼女」のことを国民がどう考えているか、どんな政治を欲しがっているのか等の庶民感覚を自分に伝えるための役職に任命し、自身も王宮で椅子にふんぞり返るのではなく「彼女」と一緒に街に出て視察する頻度も多くした。それが要因となったのかその国は噴火で滅亡するまで栄えたらしい。
電波が乱れたことにより噴火を察知でき、当時の技術力の粋を集めて完成したコールドスリープ装置で国民は全員無事だった。だが、リンネは装置の不具合によりその後目覚めることはなく、噴火によって荒廃した国を見て、国民は隣国へと移住させ、自分は一人で世界を旅した。老いもしないその体は化け物と罵られたこともあり、国民全員が亡くなり自分のことを知る者が居なくなった後も一人で寂しく世界を歩き回った。

その旅の終着点として自分達が生まれ育ち、噴火によって全てが崩壊した元自分の国へと戻ってきた。自分はもう何故生きているのかすら分からなくなっており、地面に埋まることでその生涯を終えようとした。だが、それを止める者が居た。女王の前に自身の体を機械化した「彼女」、リンネ・ベルリオーズその人だったのだ。リンネはレティシアや国民達より少し遅いタイミングに起こされ、国民達と祝い合いそこで暮らすことも考えたが、親に「自分のやりたいことをしなさい」と言われて決心し皆に別れを告げて、自分とは異なる経路で旅をしていたらしい。そしてリンネのコールドスリープ装置は故障していたが、運良く通りがかった人に助けてもらったのだと教えてくれた。その人達―――今の上司や同僚に当たる人達―――と邂逅し、国籍がなくともどんなに化け物であったとしても全て受け入れると言われ、今まで王族という上の立場だったり化け物だと迫害されてきた少女は初めて人前で声を気にせず泣いたのだった。

その後は今の所属となり自分のその化け物と言われ続けた力がレネゲイドによるものだと教えてもらったり、戦闘訓練したり、リンネやその他部署の人達と色んな会話をして暮らす傍ら、恩返しとばかりに任務に率先して参加し、有名なヒーローとして上り詰めた。なんでも、彼女のアドバイスはかなりの確率で上達の1歩を踏み出させてくれるという噂も。




戦闘方法は自身よりも大きな剣を振り回し、後に続く人達の道を切り開く攻撃型。彼女の異名はその外殻ユニットの装甲が赤いことと、敵の攻撃を回避しつつ有効打を与えるため無限地獄よりも恐ろしいところに由来する。

なお、彼女の素顔はめちゃくちゃ優しい。自分の装甲が汚れても傷ついても依頼は完遂し、その修理代金は依頼の報酬から支払うほど。ただ、上司からはワーカーホリックを疑われている。

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