元々ワーディングが効きづらい体質で、大学時代にレネゲイド事件に遭遇。その際、自分よりも若い子供(UGNチルドレン)がジャームと戦っている姿を目にする。何もできない一般人であるはずだったが、子供が戦っている中何もできない自身への怒りによりオーヴァードに覚醒した。

　覚醒した当初はUGNイリーガルとして活動していたが、しばしば自分よりも若い子供と共闘する機会に遭遇。「子供たちが命を賭けざるをえない機会を減らしたい」「叶うなら、普通の日常を送ってほしい」という願いを確かなものにしていく。そして、ついには大学を中退して、正式にUGNに入るまでに至った。

　その後、数々のオーヴァード事件で成果を上げ、支部を任されるようになる。その際、既存の支部が他の商売等を表の顔にしているので「支部のカヴァーを学生寮にして、通学を望むUGNチルドレン向けの寮としたい」と交渉。最初は理想主義者の夢物語とあしらわれていたが、UGN日本支部長の霧谷雄吾が賛同を示したことで状況が変わり、願いを叶えてもらう形となった。
　それまで「UGNのお上なんてろくなものではないだろう」という偏見で無関心を決め込んでいた是空だが、この一件で考えを改める。以降、何かと現場に来がちな霧谷と親交を深め、今はプライベートでも付き合いがある仲だ。

　このとおり、理想主義的な面が大きいUGN支部長です。いざという時に冷徹になれる大人よりも、いざという時に子供たちの肩を持って庇えるような、悪く言えば「大人になりきれない大人」のほうが動かしやすいので、こうなりました。
　
「UGNチルドレンたちに普通の日常を送ってほしい」という願いについては、今のところ「当人らが望むなら」というスタンスなので、無理強いはしません。けれど、もし共闘したUGNチルドレンが「通学」を望むなら、喜んで入寮の手続きを進めてくれるでしょう。

　ブラックドッグとキュマイラのクロスブリードですが、ブラックドッグのエフェクトしか取っていないのは仕様です。「D:亜純血」でブラッグドッグのピュア制限エフェクト≪雷鳴の申し子≫をとっている通り、フレーバー面の設定的にも「ほとんどブラッグドッグピュアに寄った亜純血(デミブリード)・キュマイラシンドロームによる効果は肉体の強化のみ」みたいなイメージです。（ビルド面だと、≪ハイマニューバ≫取得のためエフェクトレベル上限を抑えたかったのでこうしました）

　戦闘での演出イメージソースは、ポケットモンスターのエレキブルです。雷電をまとい、拳、あるいは全身でぶつかっていくゴリゴリの白兵型。
　EEについても≪セキュリティカット≫には「(物理)」と付くことが多いでしょう。
　コンボについて、全部盛りの2種しか名前がないのは仕様です。他は全部盛りから引き算したものをメモしているだけですし、全部盛りにのみ名前がついているほうが特別感があっていいなと思ったからです。