基礎情報

能力測定

プロファイル

「なぜ人に恋をするのか？　半分は〝怪物〟にはなりたくないから、残り半分は――恋をしてしまったからよ」

レネゲイド災害緊急対応班〝ヨハネ〟副隊長。愛のために運命と戦う異邦人。
隊長のジャンカルロに恋をし、彼のそばにいるためにR災対に転がり込んできた愛に生きる乙女。
大人のような妖艶さと、子供のような無邪気さを併せ持ち、誰に対しても「～ちゃん」呼びで接するフレンドリーな人物。
唯一、ジャンカルロには「ジャン」、義母であるフィーナには「お母さま」と特別な呼び方をしている。
過去や未来よりも「現在(いま)」を楽しむことを何よりも至上とし、刹那的・享楽的な言動が多くみられる。

隊長のジャンカルロに似て自由奔放のように見えるが、副隊長らしくヨハネ班の実質的な纏め役を務めている。
どんな状況にも心乱されぬ判断力でジャンカルロをサポートし、対災害においては前線指揮官として隊を導く。
戦闘能力も非常に高く、ヨハネ班の『最強の盾』であるジャンカルロと双璧を為す『最強の矛』。
獣のごとき冷酷さと「凝縮された災厄」とも称される圧倒的な破壊力を以て、災厄の元凶を打ち砕く矛となる。

その本質は、10世紀も前に人類によって討たれたレネゲイド災害から生まれ堕ちた、言わば「災厄の堕とし子」。
自らの力を解き放ちたいという危うさと、その力で誰かを傷つけること恐れる儚さを内包している。
本来であれば人類に仇なす存在であるが、母の無上の愛と、自らが見つけた愛によって人類と共存する道を選んだ。
故にこそ、誰よりも人との繋がり(ロイス)を大事にし、今という時を精一杯に生きている。

能力

虹映す鉛の鏡星(ユルルングル)

解説

フィズの〝本性〟である、恒星級のエネルギーを内包する「小型の太陽」のようなS級レネゲイド災害生物。
本体は様々な色を映す円盤状の物体であり、一見すると生物には見えないが、固有の生態器官を多数内包している。
恒星級の爆発的なエネルギーを電気・電磁波として放出し、捕食対象の狩猟や外敵への攻撃に用いる。
また、フィズの属する系譜は放出したエネルギーを生物の四肢のように形成する特徴を持つ。
鋏角類のような胴体や歩脚、刺胞動物のような触肢と海蛇のような捕食肢、ヒレのような翼など、海洋生物に似た形態をとる。

有史以前に外宇宙から地球へ飛来し、その姿からヒュドラ・ズメイといった多頭竜の伝説を各地に残した。
最後に確認されたのは900年ほど前であり、その際に討伐された個体から死に際に産み落とされたのがフィズである。

鉛の海、虚の宙(ミルリアナ)

解説

フィズの肉体の95％を構成している特殊な液状物質。質量はなく、故にフィズの体重は本体の21gのみとなる。
万物に安定をもたらす封印系の遺産であり、フィズという存在を成立させるための"殻"や"膜"のように機能している。
戦闘の際も、周囲を巻き込んで破壊してしまうほどの高エネルギーを抑制し、繊細かつ強力な攻撃へと転換する役割を担う。
なお、フィズひとりに封印能力のリソースほぼ全てを注いでいるため、外部からの攻撃などを抑制する効果は望めない。

900年前に討伐されたユルルングルを封印していたものであり、インドネシアにかつて存在していた虹色の湖が由来。
フィズが人間と共存することを望んだ育ての親が彼女に与えたことで、現在の一心同体の状態へと至った。

履歴

モチーフ：クラゲ、カツオノエボシ、ベニクラゲ、深海、冥界、月、ヒュドラ、ユルルングル、ウィル・オ・ウィスプ

セッション履歴