容姿・経歴・その他メモ

設定

N市を活動拠点とするFHセル「アプカルル」のセルリーダー。
廃工場近くの河川沿いに小さな拠点を持つが、部下の数は少なく、基本的に単独行動している。
あまり表舞台に姿を現すことがないので、UGNにも詳細は知られていない（はず）。

声を発することは殆どなく、常に《彼方からの声》による音声伝達でテレパシーのように言葉を届けている。

無気力にみえるが、興味を抱いたものに対しての行動力はある。
好きなものはイルカと海。ほかの海洋生物や鳥類も好き。人間はそうでもない。

過去

鯆十白響は、恵まれない家庭環境で生まれ育った。
元より臆病でおとなしい性格であり、学校でも友人はなく、虐めの対象になることもあった。
高校生の頃、生きる意味を見出すことができなくなり、ついに海へ身を投げる。
しかし溺死したはずの白響は、海中でオーヴァードとして覚醒した。
そして白響には、これまで聴こえなかったはずの「声」が聴こえるようになっていた。

覚醒した白響が目にしたのは、イルカたちの群れだった。
イルカたちは白響を陸へと引き戻し、あたたかな「声」をかけてくれた。
その優しく純粋な「声」は、白響にとって、はじめての救いだった。

オーヴァードとして覚醒したことで、動物たちと意思疎通が可能になった白響は、とある欲望を抱く。

「自分を救ってくれたイルカたちと同じ存在(もの)になりたい」

しかし白響のシンドロームはハヌマーンとノイマン。水中での呼吸や、エコーロケーション、意思疎通が可能でも、そのものになれるわけではない。
イルカになる方法を探している最中、FHに勧誘され、アルフレッド・J・コードウェルが特別なレネゲイドの何かを探していることを知る。
彼の元にいれば、いずれ自分の理想を叶える方法も見つかるかもしれない。
そう考えた白響は、“深海の叡智(オアンネス)”としてFHに加入したのだった。
　

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