容姿・経歴・その他メモ

『私は真実のみを吐いているつもりですが……？』
『嘘も全てが実現するならば、それは真実と見分けがつかないもの』
『……嘘も100回言えば真実になると言うでしょう？』
「あの人は生きていますよ？」

キングダム連合学園所属、元懲罰奉仕部副官。
自分の肉体と融合した遺産「呪受者の舌」を持ち、自分の吐いた嘘を真実に反転させる事が出来る。
物事の性質や環境や認識、法則などを書き換える事が出来るが、既に確定した過去の事象等は嘘をついても反証が存在するため書き換える事が出来ない。
代償として彼女の紡ぐ言葉は人の信頼を得ることが難しく、当人も嘘を吐く事を求められ続ける。
普段はくだらない嘘ばかりついているのでその被害は軽微だが、遺産には近づけるべきではないと周囲からは思われている。
遺産に碌でもない性質を付加し胡乱な経歴を付け加え始めるからだ。
"免罪王"が奉仕活動を通して償いの機会と赦しを与えるのに対し彼女はその罪の重荷を軽くさせ、罪悪感を引きずらせすぎないような「優しい嘘」を与えるのが役割であった。
だが紛争時に一人の罪人生徒が死亡。それを契機に副官の座を解任。
その事を当人は『何も気にしていない』『彼女に思うところは何も無い』と語り、心身共にその通りに過ごしている。
……自分に嘘を吐き続けながら。
そしてある時からその罪人生徒が「生きている」とも嘯くようになった。
それを心から信じているかのように、認識して。
それを周囲は完全に乱心したと捉えているが、真相は定かではない。

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