容姿・経歴・その他メモ

　地方都市・御久里坂の地主、奥津城家の長男。古くから続く名家の跡取りとして将来を嘱望されているが、自身はそういったしがらみや親のつまらないエゴを軽蔑しており、家柄に何の価値も感じていない。
　親と顔を合わせるのを嫌って故郷を離れ進学したが、家に残してきた妹・夏夜には「親の操り人形となっている身が不憫でならない」「尊敬されてはいるものの、接しているとつらい」といった複雑な感情を抱いている。
　だが大学に入学したばかりの頃にレネゲイド事件に巻き込まれてジャームに襲われ覚醒し、以後UGNに所属することになってから、己の命の使い方について模索することが増えている。やりたいことも無く、ただ彷徨うだけだった人生において、自分が命を張るだけで救える命があるという事にやりがいを感じ、危険な任務に率先して向かうようになっている。

　真面目で品行方正、悪く言えば頑固で融通が利かない性格で、物事に情熱を燃やすという事が無い。だが人を守る責務に対しては重く受け止めており、そのためだけに全ての人生を費やしていると言えるだろう。

　シナリオ「雪の人形」の時系列では、まだ妹は死んでいない点に注意。

　冬夜の異能は「痛みを力にする程度の能力」である。夏夜ほどダイレクトに痛覚を他者にねじ込むような芸当は出来ないが、己の命を仮想の弾丸に変え、流れる痛覚電流を束ねて打ち出すことで「お前を殺して俺も死ぬ」という現象を顕現させる。また、流した血が鉄錆色の雪めいて周囲を取り巻き、生体電流を帯びて敵の攻撃威力を減衰させることもできる。

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