夢と現の境界は曖昧だ。
非現実は悟性を侵蝕し、
おぼろげな理性は朝焼けに融けだした。

居場所はもう、陽の元にはない。
立つ場所は冷たく暗い夜の狭間、
高架下、色濃く陰影の落ちる場所。
数奇な運命(いろ)を持つ者たちが、流れ着いた掃き溜めだ。

とうに変わって狂って腐り果てたこの世界を変えるのは、
いっそ残酷なまでに頭上から降り注ぎ続ける絶望の熱線か、
それとも厚いカーテンで閉め切られた小さな部屋に溢れた希望の青光か。

ダブルクロス The 3rd Edition CP "Darkness Chaos Stew SEASON 2"
第1話「It's not Time to Die」
ダブルクロス⸺確かに僕らは裏切り者かもしれない。
けれど、ヒトも神も天使も悪魔も居ると言うのなら、きっと死ぬにはまだ早い。

カヴァー/ワークス：薬関係(薬師・薬剤師・医者など)/錬金術師(OC記載の魔術師を錬金術師として扱う)
ロイス：賢者の石　推奨感情　P:執着/N:脅威
君は表の顔は薬師(カバーで適宜変える)だが、真の姿は古の時代から続く由緒ある家系の錬金術師だ。

錬金術の始祖、ヘルメス・トリスメギストスがかつて手に入れたとされた賢者の石。
それを生み出す、もしくは手に入れることこそが君の一族の宿願だったが、その賢者の石がどうやら日本の泥門市と呼ばれる場所で見つかったという情報が入った。

万病にも効き不老不死の効果があるともされた賢者の石。何としても手に入れなければならない君は泥門市へと向かう

大いなるヒトの思い込みで、太陽は簡単に沈み方を忘れた。

口伝てに広まっていく言葉に、どれほどの価値があるのだろう。
底から吐き出した言葉は、簡単に歪められ、変容し、進化していく。
本当の私など置いていって、歪めて、狂わせて、怪物にする。

この歪を全部受け入れられたら、望む私になれるのでしょうか。
それとも、望んだもの、これさえすべてもう歪められたものだと言うのでしょうか。

ダブルクロス The 3rd Edition CP "Darkness Chaos Stew SEASON 2"
第2話「I Love "Chimeric World"」
ダブルクロスーーこの世界の誰もが望みを裏切っている。
それなら、全部を箱庭に押し込めて、ワタシがカミサマになってやろう。

太陽の教団の一件から数日、大きな事件などもなく実に穏やかに君たちは悪魔の事務所で過ごしていた。
しかし、ダミアンがMemeと会う約束をしていた10月14日午後5時を境に、泥門市が様変わりする。
阿久真からの要請もあり、この異変の調査をしていくことになる。

ロイス　美少女JK仮面S 　推奨感情　P:かわいい/N:猜疑心
君が目を覚ますと、そこは真夏の太陽が燦々と地面を照らしつける、泥門市にある孤島であった。
困惑する君の前に少女が現れる。桃色の髪、ぱっちりとした瞳、口元の挑戦的な笑み、その所作すべてが美少女と言って差し支えない。
彼女はSを名乗り、君にメタルらるふブレードを突きつけこう言った。
「突然だけど、これで世界を救ってもらうよ！」

成長・取得

知恵あるものLV1
声なき者どもLV1->LV3
従者の疾駆LV1
血の絆LV1->LV2
冥府の棺LV1
カバーディフェンスLV1
マリシャスブラッドLV2
不死者の人形LV1
貴人の礼装
ケアパッケージ
メモリー：爆転！メタルらるふブレード
調達LV2->3

削除

情報収集チーム:[カスタム]

人は超人(オーヴァード)へと成り果てた。
けれど、太陽は変わらない。変わらないまま頭上に居る。

悪魔でさえも見通せない絶対的な確率が存在する。
天使でさえももたらせない福音が存在する。
神でさえも御しきれない世界が存在する。

あるいは、ヒトであるのならば。

さぁ、世界の還元を始めよう。
1を満たせない世界なら、いっそすべてを0に戻そう。

けれど、この不完全な世界を愛せると言うのなら。
圧倒的な破滅を前にしても、立ち上がれ。
超人的意思によってのみ、世界の運命は変えられるのだ。

ダブルクロス The 3rd Edition CP "Darkness Chaos Stew SEASON 2"
第3話「New Game +」
ダブルクロスーーどれほどキミの死を見送ってきたのだろうか。
物言わぬ肉塊と化したキミの濁った目だけが、いつも私を見つめている。

ロイス：Meme　推奨感情　P:友情/N:食傷
キミは10月にMemeの引き起こした事件からこれまで、Memeのお目付け役として監視もとい、ほぼ泥門市の観光を楽しんでいた。
けれど、キミの胸中には拭い去れない違和感があった。そしてそれは、日に日に大きくなっている。
「ねぇ、今日はこのクレープ屋さんに行きたいの！」
無邪気にクレープの写真を見せてくるMeme。
でも、キミは知っている。画面に映るクレープの舌に残るあの味を。
初めて見て聞いたはずのものを飲食した感覚を、キミはなぜだか思い出せた。
そして、直感する。
この日常は繰り返している。漠然と、けれど確信を持って、キミは思ったのだ。