容姿・経歴・その他メモ

人形のような青白い肌と動かない表情の少女。
傍にいるだけで何故か肌寒くなる。

路地裏でボロボロの状態でぼーっと蹲っていたところをイヴに拾われ、以降一緒に生活していた。
薄氷という名前はイヴにつけられた。
あまり言葉も話さず、食も細いが、天真爛漫なイヴに振り回されるうちに少しずつ人間性を獲得していったようだ。

しかし、そのイヴは一年前に武装集団に殺害されてしまう。
その現場に居合わせてしまった薄氷は衝動のままに町一つを一瞬で凍結させ、逃げるようにその場を後にした。

彼女の正体は、人間に擬態したレネゲイドであり、そもそも人間ではないのだが、その内面には恐るべき力が眠っている。
彼女の傍にいるだけで感じる冷気は、そもそもが尋常の冷気ではなく、彼女がレネゲイドの力を振るう時に顕現する杖は、もともとは船であり、よく見ると人の爪の集合体で出来ている。
そもそも路地裏でボロボロになっていたのは、彼女の本質を感じ取ったすべての者が彼女を恐れ、迫害した結果なのだ。
即ち彼女のうちに眠る、地上に居るにあまりに危険なそのオリジンは…
女神ヘル。北欧神話に語られる氷獄と死を司る神である。

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