容姿・経歴・その他メモ

神座市に住む高校生2年生。外国人とのハーフで、金髪碧眼を持つ。
ただし不倫関係の間に生まれた子供であるため、扱いは純日本人(認知されていないため戸籍上の親が母のみ)である。

不義の子だが、両親の仲はいたって良好。それゆえに「邪魔者」として暴力に晒されながら育った。
一方でまだ幼い異父妹・｜真星《まほ》は溺愛されており、自らの価値を見出せずに今まで生きている状態が続いている。
両親は世間体を気にしてか彼女を捨てることも殺すこともしておらず学校にも通わせている。そして彼女自身も「大人を頼る」という選択肢に至ってはいない様子。

まだ幼い妹には(なぜか)懐かれている。もっとも、そのせいで両親からは一層目の敵にされているのだが、彼女はそれでも妹のことを守りたいと思っている。
そこそこの頻度で目立つ外傷を負っているため、教員に虐待を疑われたこともあった。しかしまだ幼い妹に罪はないと感じており、妹から両親を奪ってはならないと思い「転んだ」「倒れた拍子に傷付けた」などとしか返答していない。

本人の人生経験から来る異様なまでに暗い雰囲気と日本人離れした容貌から、同級生たちからも避けられている。
元々体が弱いこともあり倒れることも多かったため、現在は保健室登校をしている。友達はいない。

学業の成績は良い方だが、運動は先述のとおり体が弱いため全くと言って良いほどできない。
また、高校に入ってすぐに近所の小さな書店でバイトを始めた。理由は高校から給食がないから(食べ物にありつけないから)。
小学生の頃から家に帰る時間を極力遅らせるために入り浸っていた書店であり、この店だけが面接で合格をくれた。
店主は優しい雰囲気のお爺さん。虐待にはどうやら気付いていないようだが、良くしてくれた数少ない大人のひとりである。

趣味は星空を眺めること。
両親も寝静まったあと、流れ星を探す時間。それは、彼女にとって一番大切な時間である。
流れ星に願えば、いつか自分にも幸せが落ちてきてくれるような気がして、彼女はそれをやめられないでいる。

能力はバロール/ソラリスのクロスブリード。魔眼の周囲に微細な薬品が渦を巻き、銀河のような形状になっている。攻撃の際はそれをさらに「ねじる」ことで槍のように変化させ突き刺し、収束していた『銀河』を膨張させることで大爆発を起こす。
簡易化した手順で火力を落とす代わりに任意の場所に銀河を発生させて爆破することも可能。

一人称：私　二人称：あなた/きみ
伏し目がちだが本当はもうちょっとぱっちりとした目をしている

【息苦しさを感じている理由】
両親から受ける虐待への恐怖、同級生から受ける疎外感、自らに価値を見出せない虚無感

【日常に戻る理由】
自分を姉と呼び慕ってくる幼い妹・｜真星《まほ》の存在、バイト先の店主であるお爺さんの存在

【PLメモ】
・血のつながった妹への執着があるあたりに親の血が垣間見える(最悪)。
・グラビティテリトリーは他者との間にある壁(疎外感)のイメージが作り出している排他的な力場。
・自傷衝動は「自分に対する価値観の低さ」「傷の絶えない生活が当たり前の環境」の2つが要因。暴走中は能力の反動や敵から受ける攻撃に対して(さらに)無防備になる。
・主治医が虐待に気付いていないのは受診の頻度が少ないことに加え、受診の前後はバレないように暴力を受けなくなるため。食事ができていないわけではないので、栄養失調でもない。
・服は学校指定の制服や体操着などしか持っていない。他は持っていても使い物にならなくなってしまうため。

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