・戦闘適性：A+
・継戦能力：A+
・命令順守：B
・陣頭指揮：B
・社会適性：B
・RC技術：C+
・衝動耐性：B+
・特異能力：B

後進育成を兼ねながら、自らの進化も求め続ける、模範的な"師範"として活動中。
親身になりつつも突き放す時は突き放す、武人らしい教育方法で師範をまっとうしている。

コードネーム"渾剛"を毛嫌いしている節がある。
曰く、オーヴァードx彼の肉体という、オーヴァード由来ではない彼の金剛に匹敵する程の肉体を肯定するコードネーム。
然し本人は、彼自身の強さにオーヴァードという要素が根深いと解釈しており、それを否定する為ブラッグドック由来の能力を使用しようとしない。
純粋と言わしめる為の強さを模索中。

息子がいる。名を倉木永門(ながと)。ところが家族仲はとても悪く、会話も最低限しか行わない。指導など以ての外。
強さを求めた際、覚醒という手段に目を焼かれ、あろうことか自殺を選び覚醒した息子に憤懣を抱いた。
否、息子の成長を図れなかった自身に憤懣を抱いたのだ。御しきれない息子を、今の自分は育てることができないと察した彼は、方針を変えた。
父を求めず、ただ強く在れ、と。

現在、当主代行として不在時等に息子へ、支部長権限ではなく道場師範という立場を譲渡することが多々ある。
自分の手を開けるのもそうだが、時代の変化を感じ取っているのだ。

覚醒は約20年前、レネゲイドウイルス発見初期の段階である。
練度は低く、されど認知されてないが為に存在するオーヴァードの剣士が一部界隈で轟いた。
真剣勝負を持ち込んだ彼は、長期戦の末刃を折られる。然し、徒手空拳に立ち換え向かった瞬間、片目が喪われた。

無自覚に覚醒していた彼は、その決闘に勝利した。
白く光を反射する目は、状況から言えば失明しているはずだが、まるでそんな振舞いを見せない。
秘匿されているが、或いはあるのかもしれない。