中東の戦争区域で生まれた。両親の顔は知らず、孤児院にて育つ。
その後、食べていくために軍に所属したのは当然の理だった。

戦争のさなか、軍上層部は、とある遺跡から「レネゲイドウィルス」と呼ばれる超人覚醒のウィルスが
ばらまかれたことを知る。
このウィルスへの覚醒実験に志願し、覚醒。しかし、最初に覚醒したものがノイマンシンドロームであり、
見た目に影響がなかったこと、またジェフ以外に覚醒者はいなかったため、軍はそれに気づくことはなかった。

戦争が続くある日、立てこもるゲリラ軍の策をすべてつぶし、逃げ道を封じ閉じこもるシェルターを爆破。
勝利を喜ぶ部隊を背に、ジェフが見たものは、燃え上がるシェルターの中にあった、
長らく会っていなかった自分の妻と子供の死体だった。
そこは「ゲリラ軍が立てこもっている」という情報自体が過ちであり、
危険分子と上層部判断した者たちをまとめたシェルターだったのだ。

軍のために戦うことに意味を見出せなくなったジェフは、そのまま脱隊。
各地を転々と傭兵として動いていく。傭兵家業を続ける中で、あの時見た炎から
サラマンダーシンドロームにも覚醒する。
戦争終了後も、傭兵家業を続ける中、UGN中央評議会へと流れ着いた。

野望が渦巻く万魔殿である中央評議会にいたのは、わずか１５歳でありながら、
混乱する中央評議会をまとめようと奔走するテレーズ・ブルムだった。
穏健派をまとめあげ、日常を守っていきたい彼女の姿に、再び協力をしたいと心に灯がともる。
ジェフは、彼女の目的のために力を貸そうと、部下として力を貸すこととしたのだった。

UGN日本支部の霧谷雄吾も穏健派であることから、日本支部の強化のため、テレーズの指示で
日本に送り込まれたジェフは、その能力を買われ、日本で支部長として活動することになる――

元軍人らしく冷静沈着だが、部下へ無理はさせず、戦場には自身が責任を持ち降りる。
日本の環境に戸惑いはあるものの、過去の経験からUGN以外のものを極力巻き込まないことを重視している。