概要

汚部屋の埃がオリジン:コロニーのレネゲイドビーイングとなったもの。人間に対して非常に好意的であり、「良き隣人であり守護者」であろうと日々努力している…が、綺麗好きとは相容れない。
特に清掃員は嫌いなので挨拶されてもガン無視する。一人称は「ほこり」。

経歴

生まれた汚部屋の住人の貝塚を陰ながら見守る守り神気取りだったが、貝塚はある日部屋で自死してしまう（そもそも汚部屋になったのは貝塚のメンタル不調のため）。
人間に対して無知であったため貝塚が死んだことに気づかず部屋に留まり続けていたが、しばらくして例の同居人…Aオーヴァード化したヒメダカを回収しに部屋にやってきたUGN職員を清掃業者と勘違いして逃走。
その後無事捕まった。
現在はUGNに所属し、S市支部の掃除用具入れで暮らしている。

レネゲイドビーイングとしての特徴

通常時160cmの人型の埃や塵の集合体であり、身体を構成する埃は常に入れ替わり続けている。生物ではないものの分類はオリジン:コロニーとなっている。周囲の埃を吸い寄せたり吹き飛ばされたりするため、汚い室内やレネゲイドによる吸着が強い時は2mほどに、逆に風が強い屋外では130cmほどに縮む（登場判定ダイス1〜5でミニホコリ、6〜10でデカホコリ）。
能力は妨害に特化しており、塵で視界を遮ったり敵をゴホゴホ言わせてデバフを与えて戦う。
また、何故か古代種に感染している事が判明したためS市周辺で感染源の調査が行われたが特定には至らなかった（注1）。

思想

かつては服の繊維などであり、人間の活動を通して生まれた埃なので人間を生みの親と認識しており人間及びその活動を守りたいと思っている。
そのため人間社会の秩序が保たれる事を目指すUGNの目的に強く共感している。
一方で埃である自身の有害性について理解しており、有害性を生かして人間の敵を倒すこと…というか、争いを起こすこと自体が人間の役に立つと思っている。何故か人間社会には争いが不可欠だと信じ込んでいるのだ。

血を流せ。

セリフ

「ほこりの大部分はかつて服で、人を守る盾だった。今では埃となり、害することしかできない……なら、ほこりは人の敵を滅ぼす剣となる」
「人が…いわゆる鳥というものと同じように…浮く日もあるのだなと、思っていた。諍い以外で…人は…死なないのだと…」

「なるほど。麻里が気にしていた箱は水が入った容器で、中で動いていたのはメダカというものなのか。メダカは…話すんだね」
「人間では無い？結構結構。ほこりの仲間という事だね。毛のある生き物？すごくいいね。」
「自分を燃やすのか。麻里も自分で首を縛ったし、そういう人間は多いんだね。ん？おまえは死なないのか？」
「殺し屋。人間社会には争いが必要なんだよね。それだけはほこりもよく分かっているよ」

注1

古代種のオーヴァードの来歴として考えられるのは本人が古代から生き続けているか他の古代種からウイルスを引き継いだパターンだ（Dロイスの説明文に記載）が、ほこりはどちらでもない。
古代種に感染した塵が飛来して核となり、周囲の埃を巻き込んでレネビ化したというのが現在のUGNの見解である。ゼノスはこの不可思議な古代種に対しUGNよりも多くを把握しているようであるが、詳細は不明である。→関連資料

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