容姿・経歴・その他メモ

私はエイリアンである。生まれたときに乗っていた宇宙船が事故を起こし、地球に不時着した。環境に合わなかったのか一緒にながれついた仲間はみんな死んでしまった。（レネゲイドアレルギー）
貴方は広大なる宇宙の中でたった独りになってしまったのである。
仲間にあいたい。一目で良いから故郷をこの目に焼き付けたい。
だが、どうしようもない。この星の知的生命体は宙に飛び出すことはおろかこの大地すら自由に走り回れないのだから。
何度死のうと思ったか分からない。だが、この未知のウイルスに感染した体は頭を切り落とそうがマグマの中に身を投げようが気付いたら元に戻っている。
あぁなにもやる気が起きない。もうその辺に寝転がるか。
…まて、なんだこの視界は。私はこんなにも高ったか？声に違和感がある。
…これは、他人に乗り移っている？私は死ぬことできないだけでなく、こんな力も持っていたのか？
研究せねば、この奇病を、この忌々しい力を。もしかしたらこの先に、星に帰るすべが続いているかもしれない。
手も足もなかった今までと違って、これなら他人の手足を動かせる。広い大地を駆け巡れる。
まだ、諦めるには早すぎた…！

あぁやはりダ、この力は調べれば調べるほどに多様な有様を見せつけてくれる。温度、光、身体強化、なによりも重力や果てには時間さえも操れるぞ…！くそ、何故私にはこれらの力が無いのだ…！
あぁだが、間違いない。この力は私の望みに続いている。もっと知らねば、もっと検体を、サンプルを、もっと、もっと、もっとダ、マダ足りナイ。
アア、丁度イイトコロ二、オマエラモ真理ノ礎二ナレ。

私は何年眠っていた？まぁ良い。目が覚めたのならまた研究を始めよう。真理のために。この力の隅々まで知らねば。時間ならいくらでもある。

…何の為に真理を追究していたんだっけ？まぁ思い出せないなら些末なことか。

検体番号：No.1998610432　報告書
この凍結保存検体は２０世紀最悪とも名高いオーヴァード事件の首謀者である。
能力はエグザイルとブラムストーカー、主に他人に寄生することで自身の研究を続けていました。
無数のオーヴァードを切り刻み標本とし、国一つをまとめてオーヴァードに目覚めさせ片っ端から切り刻みました。その犠牲者はおおよそ5000～8000万人。この事実を隠蔽するため、各国の首脳は苦渋の選択として第二次世界大戦を開戦、事情を知る極少数のみで対策チームを結成し5年かけて人々の認知を修正しました。
本人の残した手記によるとレネゲイドウイルスの真理の追求につい並々ならぬ熱意を持っていたようです。
無限とも思わしき変幻自在の従者、あふれかえる目覚めたてのオーヴァード、他人に常に寄生し続ける特異性、これも相まって討伐において誰が味方で誰が敵かも分からぬ状況でした。万が一にも脱走したときのために全ＵＧＮ職員は常日頃から本人のレネゲイドウイルスに反応するＩＤカードを携帯するように。

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