容姿・経歴・その他メモ

髪

金

瞳

碧

肌

白

幼少期から機械（メカ）が大好きな少年。ダボダボ白衣(?)の袖からは突然工具が飛び出し、メカをいじりはじめる。
機械と油を触っているのになぜか良い匂いがしてくる。直感型天才のため、メカを直す方法は分かっても説明はできない。
純真無垢で本心が顔に出やすい。若干常識に疎く、制服の下を履かない理由は『その方が楽だから。』なぜか中身は見えない。
眼鏡をつけると性格が変わり、瓶底だと突然好きなことを早口で喋りだし、通常眼鏡だと礼儀正しくなる。
好きなものは機械。嫌いなものは虫と大声。性格はむじゃきでこうきしんがつよい。

オーヴァードと知らされたのは10歳の誕生日。
謎の爆発事故が発生し、瓦礫となった家屋の中で発見され、その際に身体調査をされたことで発覚した。

【爆発事故に関する調書】
爆発範囲は直径5mほど。被害は一家の所有する家屋のみに留まり、近所の通報により発覚した。
爆発による被害者は3名であり、内2名は死亡、内1名は軽傷であった。
死亡したのは彼の両親と推測される。※1
調査の結果、事故は彼が誕生日ケーキを箱から開けようとした時に発生したものと結論付けられた。※2
箱にはケーキでなく、爆発物が仕掛けられていたものと考えられる。

本人の記憶が錯乱しており、
彼のみが軽傷で生存できた理由は不明であったため、
肉体調査を行ったところ、オーヴァード反応を確認。
協力によりモルフェウスの特性を持つことが判明したため、
事件時には反射的に何かしらの防衛手段を講じたのものと推測される。
本件をオーヴァード案件と捉え、UGN担当本部へ引き継ぎを行う。
（追記）
本件は未解決殺人事件であるが、
生存した彼に、4年間、これといった被害がない事から、
捜査は打ち切られる方向で進められている。

※1 遺体の損傷が激しすぎたため、個人の特定は適わなかった。
※2 彼の証言では誕生日ケーキと述べられているが、現場にケーキらしいものの痕跡はなかった。




【真実】
機械工学助教授である私は、＊の才能に嫉妬していた。
助教授となるために提出した論文の着想も、＊の発想によるものだった。
＊も今日で10歳になる。もう隠し通す事は出来ないだろう。
他の事に興味を向けさせても、＊の関心は止まらず、
将来は『お父さんのようなメカの達人になるんだ！』の一辺倒だ。
もう限界だ。私の自尊心はボロボロだ。だから、これは仕方ない事なのだ。
このケーキには毒を仕込んだ。何も知らない妻と＊は気づかずに逝くだろう。
事後対応の想定も完璧だ。…こうするしかなかったのだ。

———どうやら＊にはすべてバレていたらしい。
箱の中身は爆弾に置き換わっていた。＊のいたところには流砂が舞い身を守らせている。
ああ、私の＊は化け物なのだ。ハハハ。なんだ。
この拭えない嫌悪感は、当然のものだったのだ。
ならば、私が責任をもって殺———

王雨歩は、本当にあった事を覚えていない。
向けられた殺意も、自分が犯した罪も。

※ロイス：想い出の帽子が昇華された際に開放
【性別】
王雨　歩は生物学上女性として産まれた。
しかし父の強い要望により男性として10年間育てられた。
娘を後継としたいそのエゴが彼の身を滅ぼすことになるとも知らずに。
オーヴァードとして覚醒した彼女は亡き父を尊重し、
モルフェウスの能力にて男性体を模擬している。
しかし、"王雨　歩"の証である想い出の帽子の昇華により彼女の本来の姿が解放される。


【多重人格】
王雨　歩は4年前の事故によって人格が分裂した。

歩は10年男として生きてきた人格。
その後の4年もメイン人格として振舞っているが、
彼の精神は10歳で成長が止まっている。

真優は父を殺した時に生じた人格。
全ての罪を自分に押し付けられたと誤解している。
シニカルな性格で歩への嫌がらせが趣味。

他にも複数の人格が彼女の中にいる事は未だ誰も知らない。

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