容姿・経歴・その他メモ

髪

黒

瞳

鈍色

肌

生まれつきオーヴァードの青年。
両親に捨てられた孤児であるが自身が孤児であることもオーヴァードであることも然程気にかけてはいない。
これといって生きて成し遂げたいことがあるわけではないが、死にたくもない。望むものはただ平穏な人生。
とっととお金貯めてUGN辞めてゆったり生きたいらしい（辞められるとは言ってない）

大体いつも気だるげ。極力めんどくさいことはやりたくないが、上司の指示などには黙々と(もしくは嫌々ながら)従う。
人間嫌いというわけではなく、反応を返したり喋ったり感情を上下させるのが好きではないだけなので、
そのあたりの分別ができており適切な距離を保ってくれる相手に対しては割と友好的。
逆に必要以上に干渉してくる人間は苦手。

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生まれつきのオーヴァードであるため能力の制御ができず、生まれて間もない頃に発露した能力に怯えた母親によってコインロッカーに捨てられたコインロッカーベイビー。
偶然発見され養護施設に預けられたものの、やはり無意識に能力を行使してしまうために腫れ物扱いされ、様々な施設をたらい回しにされ最終的にUGNに保護される。
UGNでは潮岸晋戒という職員に育てられるも、一通りの生活能力とオーヴァードとしての能力をある程度制御できるようになるとすぐに一人立ちさせられたために幼少期～青年期を孤独に過ごして生きてきた。

『家族』という『誰もが持っているはずのつながり』を持っていないという欠落があることに対して自覚的であり、
その『欠落がある自分自身がそれで完成系。あるべき姿』であるという半ば強迫観念めいた考えを無意識に自らに課しているため、その欠落を埋めようと考えはしない（持てない）。
同時に「家族という誰もが得ていて然るべき絆すら持っていない自分は、何も持ち得ることができないのではないか」という諦観が物心ついた時から心の底にあるため、いろいろなことを諦めがち。

しかし諦観の中にありながら、欠落は埋められなくとも代わりに自分を満たしてくれる『何か』が欲しい、という二律背反を同時に抱えている。
平穏を欲しているのは、何かを求めなくてもいいように。変化が自らに訪れないように。自らを諫めるために望んでいるのかもしれない

────彼が本当に欲しいものは。

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