容姿・経歴・その他メモ

物心ついた頃から両親はなく、七色の直感によるオーラが見えていたために自分に好意的な人々に助けてもらいながら彷徨い歩いていた。しかしその度に、助けてくれた人は急に態度を変えて冷たい、あるいは怒りのオーラを向けて来た。そのたびに逃げて逃げて、最終的にUGNに保護された。UGNの人間は打算の冷たい色こそあったものの、自分の力を制御する術を教えてくれたことには感謝しているし、何よりもいつも明るいオーラを持つ胡夏と会えたことで希望は救われていた。
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希望が両親を失ったこと、また各地を転々とせざるを得なかったのは彼女が定期的に吸血衝動に飲まれ人を噛んだり傷つけたりしていたためであり、そのたびに暴走していた希望がそれを覚えていないだけである。UGNが足跡を辿り、事件に遭った人々や希望に記憶処理を施したため、大きな問題にはなっていない。
胡夏というチルドレンは、希望が暴走しかつての記憶を思い出すことを防ぐために宛がわれた精神安定剤であったが、それはUGNの想定以上に上手くいき、互いを良き相棒としていくつもの事件を解決するに至った。
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胡夏が亡くなってからというもの希望はまた不安定になり、事態を危惧したUGNによって転属を命じられる。
胡夏以上に心を許せる相手なんてできっこない、そう思いながら重い足を引き摺っていった先の天蓋市支部で――

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