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･経歴
　元々は一般で、少し裕福な家に生まれた子。
　小学校に入る頃までは平和に暮らし、幸せを享受していたがその頃に父の会社の経営が傾く。貧乏になっていくにつれ、両親の精神も壊れ始め、段々と醜くなっていく。その様子を見ていったことからお金が無くなると人はおかしくなっていくという考えを持つようになる。

　9歳の頃、UGNから素質があるとして声がかかる。実際はそんな素質を見出したということでもなく、FHと繋がってる後にUGNクーデターに加担するような連中による使い捨ての実験素体の収集であった。お金に困っていた両親は簡単に彼女のこと売り払らう。売られた先の施設での厳しい実験、虐待の果てに｜申し子《セレクティッド》と呼ばれるまでの強力なモルフェウスの能力に目覚める。その後の実験により｜特異体《イレギュラーブリード》と呼ばれる特殊能力の覚醒にも成功し、実験体として、そしてUGNチルドレンとして優秀な成績を叩き出す。
　それらの実験や訓練の最中も彼女は洗脳にも近い教えを心で拒絶し続け、自分の時間の使い方は自分で決めるという思想を持つようになる。クーデターの際にUGN側につき養成所という名の実験所の奴らを軒並み潰滅させることで、自分の力とUGNへの忠誠を示す。

　その結果、実力を高く評価された彼女は本人の戦いが多くてお金が沢山もらえる場所に飛ばせという願いを元に、『邦礼島』へと訪れることになった。これが一年ぐらい前のことである。

･オーヴァードとしての能力
　上記の通りに彼女は大量の実験を受けてきた。その結果、ただのモルフェウスのピュアブリードと言うだけではなく、強力な武器の創造能力を所持するに至った。彼女のレネゲイドは他にも武器の扱いに特化した形で表れており、2つの拳銃を巧みに扱うというノイマンの能力に近い特殊能力を保有するしている。それらの能力は｜申し子《セレクティッド》、｜特異体《イレギュラーブリード》とそれぞれ呼称される力であり、戦闘に使用されている。

　彼女のレネゲイドがそのような方向性に進化したのはあの時にお金を作る力があれば、稼ぐ力があればという後悔、そして怒り、憎悪、そう言った負の感情が元に生まれたものである。戦いの力があればお金が稼げる、銃弾すらも自分で作れば元手は0だ。という部分も『モルフェウス』という創造を司るシンドロームに覚醒したことに影響を及ぼしているだろう。

　他にも訓練により《シークレットトーク》を使うことができたり、どこへでも潜入できるようにと《壁抜け》の技術を持っていたりする。

　戦闘スタイルは『モルフェウス』の能力で生み出した超高火力の『デザートイーグル』を模した2丁の拳銃を使った中距離射撃である。この戦闘スタイルから”｜双冠の鷲《ドッペルアドラー》”という、ドイツ語で双頭の鷲という支配権を象徴とするモチーフが名付けられた。

･彼女という個人
　とにかくお金に強い執着を持っている。それは過去、家族がお金が無くなっていったことにより壊れ、人格すらも歪んでいったのを見ていったから。そのため彼女はお金がないと人は狂人になるという考えを持ち、お金を所持し、貯蓄することに強い執着を持つ。お金は実は大嫌い、それは生きてる限り必要になる癖に、何をするにも消費していかなきゃいけない代物だからであり、それが原因で善人であった両親が壊れたからである。

　同時に知恵なき者は詐欺師に喰いつくされるという考えを持ち、読書や勉強などの知識を蓄えることを趣味としている。結果として彼女はかなり賢く、学校の成績としては上位に常に身を置いている。読む本の種類は多岐に渡り、文学作品から専門書まで、古本屋で安いのを見つけて買い込んで乱読する。

　3年という期間、悪質なUGNの実験所に居たことから成長に様々な害が出ており、特に身長は医者からもう伸びる見込みがないとまで言われている。にもかかわらず、胸は平らというほどではなく多少（CからD）はある。本来は身長が高く育っていた可能性を示しているらしい。

　過酷な環境に身を置いていたり、家族が狂って行った様子を見ていたころから自分の時間の使い方、やること、全部自分で決めるという信条を持っており、選択肢を提示されることは受け入れるが、基本的に命令をされることを嫌う。ただそれ以上のメリット（主にお金）を提示されれば行ってくれる。

　花車笑護とは同期である。彼の境遇、そしてこの世界に入ってきたきっかけを聞いたことでいつか余裕がなくなり壊れてしまうのではないかという不安から、彼になんだかんだ世話を焼いてしまっている。その形は彼をパシリと言う形でこき使う体でコーヒーを奢る、おつりを駄賃替わりに渡すなど歪な形ではあるが。当然、訓練などもつけるわけであり、全てが歪であるわけではない。

　性格は上記の通り素直ではなくツンデレであるが、世話焼き気質な部分がある。特に善人でお金に困窮してる人間にはかなり積極的に（ただし歪んだ形で）世話を焼こうとする。

基本情報

一問一答

コンボ解説

｜黒鷲の魔宴《ぺオル・サバト》
　黒鷲は堕天使を示し、鷲の悪魔ニスクロ、そしてそれと同一視される悪魔であるベルフェゴールの別名などから取られた『ぺオル』、そして魔女の宴である｜魔宴《サバト》を合わせた名称。
　要は『リズのための生贄になれ』という意味合いが込められている。要は金になれってこと。
　戦術としては惜しみなく生成した超高火力の弾丸をブッパするえげつない代物。

｜魔典・七光の章《グリモワール・アセンデッド》
　古代の魔導書『グリモワール』を元に名付けられた能力名。七光は錬金術師『サンジェルマン伯爵』の呼び名の一つ『第七光師』から取ったものであり、読みも『｜古代叡智の大師《アセンデッド・マスター》』から取られたもの。
　
　リズが生み出す能力は特異であり、異質。それでいて強力であることから、古の神秘の名を冠することとなった。

｜魔典・全頁解放《グリモワール・マスター》
　能力を限界まで引き出す、そのためのキーワード。
　基本は武器の生成の際の出力を高めるのが効率がいいのでそれを主な利用方法としている。

｜魔典・銀星の章《グリモワール・アレイスター》
　古代の魔術師『アレイスター・クロウリー』の作った秘密結社の名を冠する能力。
　その本質は再錬成であり、望んだ結果をもたらすために、弾丸を即席で変形させる。

・GM以外はひとまずナイショだよ、個人的なメモもあるよ

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