名前:小鳥遊 楓華（たかなしふうか）
コードネーム:煽情の歌姫〈ｲﾝｻｲﾄﾒﾝﾄ･ﾃﾞｨｰﾊﾞ〉（かつては「戦場の歌姫〈ﾊﾞﾄﾙﾌｨｰﾙﾄﾞ･ﾃﾞｨｰﾊﾞ〉と呼ばれていたが、活動を続けるとその妖艶な姿から戦場→煽情と呼ばれるようになってしまったらしい...）
年齢:17歳
誕生日：「覚えてない、とりあえず4月1日！」
性格:からかい上手な純情ギャル。身体の関係性などは熟知しているが、なぜか恋愛には疎い。
ブリード:トライブリード
シンドローム:ハヌマーン/ソラリス/オルクス
ワークス/カヴァー:アイドル/アイドル＆一般生徒（高等部）＆UGNチルドレン
所属:UGN/アカデミア

好きなもの:アイドル活動全般、ファンのみんな、音楽、誘惑術
嫌いなもの:「あんまりないけど、学園の平和を壊そうとするFHは嫌い！」
苦手なもの:恋愛に関して、風紀委員（アイドル活動を邪魔してくるから）
「FHに居た頃は身体の事しか教えてもらえなかったし...あと風紀委員はいつも怒ってくるからニガテ～」

～イメージテーマソング～
[[小鳥遊 楓華:DX3rdイメージテーマソング【大畑拓也 -
Kiss Me Kiss -早乙女彩華ソロver.-】>https://youtu.be/IzVx3I763Y0?si=bZSbIUbyw1ww03qL]]
小鳥遊 楓華:DX3rdイメージテーマソング（戦闘時）【MYUKKE. - Chant Say Yeah!】

小鳥遊楓華、17歳。芸術研究部所属。
彼女は学園で話題沸騰中の「グラビアアイドル」である。アイドルグループ「Rizzler〈リズラー〉」のリーダーを務め、学園島における「グラビア文化」を創り出した功績者だ。外界から閉鎖された学園島でただえさえ娯楽が少なく、アダルトな娯楽なんてもってのほかだった。その為、かつてそういう欲望を暴走させ学園に被害をもたらすケースが少なくなかった。だが「Rizzler〈リズラー〉」の結成を機に彼女たちはグラドルとして活躍し、写真集や番組などで数少ないアダルトな娯楽の需要を満たすことでそのような事例は殆どなくなったとされる。妖艶な恰好をして活動する彼女たちの姿には、老若男女問わず目を奪われ絶大な人気を得ていた。最近は水着ライブを敢行し、とてつもない熱狂を生み出したという。

生まれはFH、育ちはUGN。楓華がここまで妖艶な性格なのかは、FH時代に「そういう教育」を受けてきたからである。かつては正気を疑うようなピンクな思想を抱えていたが、数年前にFHとUGNの衝突に巻き込まれ、UGNに捕まったのを機に光堕ちして幾分かマシになったという。現在は学園島で日常というものを学んでいるが...彼女が思う日常は、やっぱりどこか歪んでいる。ただアイドルとして活動したいという憧れは昔からあったようで、本心からこの活動を楽しんでいるようだ。

身体の関係性については熟知しているが、恋愛という面では疎く、恋愛話になるとすぐに「えっちだよー」と貞操観念がバグっているような発言をする。いわば熱情的な感情が絡まない関係性には強いが、逆になると激弱になってしまうのだ。そのため、友達から恋愛について学ぼうとしている。まぁ、アイドルである以上恋愛はできないのだが...

文化祭では、学園全ての音楽系活動者が参加する史上最大規模のライブフェスを行いたいと思案しているそうだ。

小鳥遊 楓華には、UGNに保護される以前、ファルスハーツ（FH）に所属していたという過去がある。その在籍期間は短くはなかったが、決して恵まれたものではなかった。

彼女は、戦闘向きとは言えないレネゲイド能力――味方を鼓舞し、交渉によって場を整えるような支援型の能力を持っていたが、当時のFH内部においては「直接的な力を持たない者は無価値」とされる風潮が強く、楓華は周囲から「失敗作」として扱われていた。その日々は、暴力、冷遇、無視、そして意味のない雑務の押し付けによって成り立っていた。与えられるのは前線の後始末や雑用ばかりで、彼女の能力に理解を示す者はいなかった。

彼女には妹がいた。血の繋がりは不明だが、FHの同じ研究施設で育てられ、共に日々を過ごした存在である。妹もまた楓華と同じように、戦闘力では評価されなかったため、同様の扱いを受けていた。ふたりは孤立無援の環境の中で支え合い、過酷な日常を耐え忍んでいた。

その中で、ふたりが唯一心の拠り所にしていたのが、外部ネットワーク経由でこっそり視聴していたアイドルの映像だった。鮮やかな衣装を纏い、希望に満ちた歌を届ける存在は、FHの暗く閉ざされた日々に差し込む数少ない光であり、ふたりは「いつか自分たちも、誰かに希望を与える存在になりたい」と、密かに願いを抱いていた。

転機が訪れたのは数年前の出来事だった。FHとUGNの衝突に、彼女たちが巻き込まれたのである。混乱のさなか、ふたりは別々の方向に逃げることを余儀なくされ、そのまま引き裂かれてしまう。楓華はUGNに捕まったが、妹の行方はつかめないままとなった。以降光堕ちしたのちに、UGNの協力を得て彼女は妹の捜索を行ったが、有力な手がかりは得られず、妹は現在も行方不明となっている。

UGNに保護された後も、楓華の立場は決して順風満帆ではなかった。支援型能力という特性上、目立った戦果を挙げることは難しく、評価は低いままで、現在も学園島ではCランクとして扱われている。しかし、彼女の能力は“戦況の流れを変える”という形で、着実に力を発揮している。味方の精神を高揚させ、行動を最適化させるその力は、まさにライブ会場で観客の心を動かすアイドルの姿と重なる。

彼女の部屋には今も、FH時代にこっそり撮影した妹とのツーショット写真が飾られている。古びてはいるが、大切に手入れされており、彼女がいかにその存在を失いたくなかったかが窺える。写真の中のふたりは、決して満ち足りた笑顔ではない。それでも、どこか希望の色が滲んでいる。

現在の彼女が目指しているのは、あの頃ふたりで見た「光」そのものだ。自分たちがそうであったように、誰かの心を照らし、未来へ導く存在となること。その思いを胸に、楓華は今日も活動を続けている。

「弱くたって、力の使いようで自分自身の願いは叶えられるんだよっ！」

小鳥遊楓華がリーダーを務める、3人で結成されたグラビアアイドルグループ。全員Cランクで、楓華以外はイージーエフェクトしか使用できない。ただ、そのイージーエフェクトはライブを盛り上げるものばかりで適材適所である（〈スポットライト〉〈炎の理〉など）。

活動の幅はライブから写真集などと幅広く、特に彼女たちが売りにしている写真集の数々においては、水着姿からバニーガール姿、挙句の果てに裸エプロンなどあらゆる際どい恰好をした彼女たちの姿が写っていて、完売必至で印刷が間に合っていないらしい。番組でもかなり限界を攻めた企画で視聴者を盛り上げている。ライブでは流石に普通のステージ衣装だが、水着ライブやらコスプレライブなど...やっぱりギリギリを突いたイベントを開催する事もある。

妖艶な活動が多いが、歌唱力やダンススキルも高く、アルバムやグッズなどもかなり売れているようだ。人気度はもはやグラビア部門ではトップクラス、全体でも高い位置にいるが、彼女たちは「学園イチのアイドル」を目指しており志は高い。

追記：「Rizzler〈リズラー〉」アイドルメンバー設定
①皐月明音(さつきあかね)　17歳のCランク女子高生。ボーイッシュで元気なアイドルながら、女の子としての武器を使いこなせるギャップが人気。サラマンダーのピュアブリードだが、使えるのはイージーエフェクトのみ。
②琴坂涼奈(ことさかすずな)　16歳のCランク女子高生。クールビューティーでグループ内でも一歩引いた立場。ミステリアスな一面もあり妖艶さは楓華に引けを取らない。エンハイのピュアブリード、イージーエフェクトしか使えない。

～イメージテーマソング～
「Rizzler〈リズラー〉」:DX3rdイメージテーマソング【La prière - 恋のイリュージョニスタ】