墓守の特殊なレネゲイドに興味を持ったプランナーにより、墓守清正の遺伝子から同じ育て方（子供達を殺し合わせて生き残りを選別する。嵐士の場合は墓守の複製体達同士で殺し合った）を経て作られた。しかしプランナーが目を掛けていた複製元に近い個体は生き残らず、本物とは一切関係あるところが見つからない、正反対な回避型のオーヴァード……つまり嵐士が生き残ってしまった。プランナーの「実験はプラン通りですが……」みたいな視線を敏感に感じ取り、そのままゼノス第八研究所を脱走。UGNに拾われてチルドレンとなった。

　口は悪くスレてはいるが、泣いてる子供を放っておけない性格。曲がりなりにもUGN所属なので、複製元よりは誰かを助けようとする意志は強い（多分）。複製元の墓守とは殆ど会ったことがない。なのに喋り方など妙な所が似ている。しかしそれを指摘すると怒り出す。

複製元は凄惨な実験を受けた事に対する怒りと復讐心、そして不死身の生命力を得た。しかし、同じ実験を受けた筈の嵐士が得たものは、オリジナルへの負の感情と敵の感覚を鈍らせる光の槍であった。この力でオリジナルを倒す事で、ようやく自分は本物の、ただの■■■■となる。少なくとも嵐士はそう信じている。それを達成するまでは、“墓荒らし”を名乗っていようと決めている。

　なんか色々とルールがカンストする時空に巻き込まれたことがあり、そこで全身マテリアル女のクランブルデイズに立ち会い、ヤンデレ従者支部長とか実質ジャームとかと巡り合い、最終的に宇宙戦争する羽目になったことがある。「あれは一体なンだったンだァ…？」流石に信じられないので、嵐士本人は存在しない記憶として処理している。