容姿・経歴・その他メモ

　面影島に新しく赴任してきたおまわりさん。基本的には穏やかな人物だが、一人のときにたまに暗い顔をしている。面影島に来たのはただの人事異動ではあるが、誰かが気を回したのかもしれないし、偶然かもしれない。

　1、2年程度前。ただの交番のおまわりさんであった彼は、あるFHのオーヴァードに遭遇しほぼ致命傷を負った。幸いオーヴァードに覚醒したため命は助かったが、一部機械化することとなった。自身を傷つけたような人物を放っておけないという正義感と、何もできなかった当時の自分に対する怒りにより復讐を果たすことを決めた。戦う力として、機械化された部分の増強や、武器として腕にパイルバンカーを仕込んでもらい、警察官を一時休職してかの人物を追い始めた。
　UGNに協力を申し込んだり協力したり、猫川美亜に情報提供を依頼したり、着々とかの人物の情報を集め、ついには彼を打倒することに成功した。この時オーヴァードとして限界を迎えていたと思われる彼は自壊し、彼の武器であった血の刃の残骸となり消えた。

　敵を果たして後、死んでしまった彼についての情報を聞くこととなった。本名「百鬼和日介(なきりわびすけ)」。かつてFHに誘拐され、戦闘員として無理やり戦わされ続けた子供。ジャーム化の後、制御できなくなったためFHからも見捨てられたそうだ。
　その名前は子供の頃、祖母の家で一緒に遊んだ親友の名だった。小学生の頃の夏休み、祖母の家に遊びに行き、彼と過ごすのが毎年の楽しみだったのに、いつの頃からか彼はいなくなってしまった。当時、祖母も両親も理由を話してくれなかったが、改めて話をしたところ、誘拐の話をしてくれた。

　敵を果たすことはできた。しかしそれは、かつての親友であった。復職はしたもののまともに仕事ができる精神状態ではなく、誰かが気を利かせたのか、勤務地の異動命令が下った。しばらく田舎で気を落ち着けると良い。何となくそういう意味だと認識している。
　今のところ、まだ割り切るのには掛かりそうだと思っているが。


　戦闘時について。普段は穏やかな雰囲気の人物ですが、パイルバンカーを取り出すと人格が変わったかのごとく好戦的になります。前後の記憶に齟齬もないし、当人は人格が変わっているとは思っていない。「車に乗ると性格変わる」みたいな感じと思っている。戦闘時はうるさい。中の人が頑張れる限りにはうるさい。
　パイルバンカーはどこからともなく腕に生えてくるが、どういう構造しているのか当人はわかってない。パイルバンカーを取り出す可動部にちょっと隙間があり、小さいものぐらいなら入れておけそうだと思っている。しまい方に悩んでいた「赤い刃のかけら」をとりあえずそこに入れた。


　百鬼　和日介。コードネーム"椿"。戦闘時に相手の首を落とすことが多かったのが由来。血の刃で戦っていた。とりあえずブラム。
死亡時、全身が血の刃となり自壊する。このときの刃はしばらくするとただの血液として溶け落ちたが、戦闘時に折れたかけらのみ残った。現在釘貫が所持。


日向葵と椿の侘助。

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