2021年5月某日 夜道で一機のロボット「アリア」と出会う。その時、咄嗟にアリアを追っ手から庇ったことでアリア争奪戦に巻き込まれることになる。

アリア争奪戦の最中、一度は【風神】を体に降ろすことに成功する。しかし、それは第三者によってレネゲイドを活性化させられたゆえに到達した境地であった。
祖母との約束どおり、【風神】を降ろせたことで、首から下げたダルマに目を入れ、それ以来、常に身に着けるのはやめるようになったが、自分一人の力で【風神】を降ろせるようになるまで彼女の”見習い”巫女生活は続く。

2021年4月から8月にかけてN市で起きた【連続焼死体事件】の犯人として冤罪で逮捕されてしまう。
「成星(ナルホシ)晟ニ(マサツギ)」達の協力により真犯人を捉えることに成功するが、真犯人は貞香の幼馴染であり初恋の相手の「最上(モガミ) 炉暖(ロダン)」であり、彼が手にした【レネゲイドの矢】によって生み出されたレネゲイドビーイングによる犯行だった。
時間解決後、面会に訪れた貞香は炉暖の口から【レネゲイド矢】と【赤城流降霊術】の真実について知らされる。
①炉暖が所持していた【レネゲイドの矢】は貞香の祖母であり先代【風神の巫女】「赤城(アカギ) 舞子(マイコ)」が所持していたものである。
②【レネゲイドの矢】はレネゲイドウィルスに感染しており、傷付けたものを生物、非生物問わずオーヴァードとして覚醒させる。
③赤城 舞子はレネゲイドウィルスの危険性を知っており、【風神の巫女】を自身の代で終わらせようとしていた。
④以上のことから推測するに、【赤城流降霊術】の正体はレネゲイドウィルスによるオーヴァードのエフェクトである。

貞香は奇妙な夢を見る。
見渡す限りまっ青に染め上げられた監獄の独房。
その中貞香は目を覚ます。囚人服を着て、手錠をかけられている。
夢の中で貞香は黒衣の男から一枚のカードを受け取った。
その事をキッカケに、貞香の中でレネゲイドの発現する形、すなわちシンドロームが姿を変える。貞香はまだその事を知らない。

監獄内での戦闘で、対キュマイラ手錠に行動を制限されていた貞香は、怪力に頼らない戦い方の必要性を感じるようになる。