容姿・経歴・その他メモ

「老兵は死なず…そして消え去りもしない。まだまだ若いもんには負けられんよ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――支部長の席を譲らない“古狐（スキーマ―）”

“古狐(スキーマ―)” 左右(あてら) 雅比古(まさひこ)
ピュアブリード：ノイマン UGN支部長B/UGN支部長

　華族の家系に生まれた次男。飄々としている風ではあるが、内実は血の気が多く、好戦的な性格の持ち主。
　本家は長男が継ぐということを昔から言い聞かされてきたため、自由に生きてきた。というよりも、あまり親に興味を持たれなかったというのが正しい。学業には精が出ず、かと言って他にやりたいことも無く、無為な日々を過ごしていた。高校卒業とともに実家を出たが、両親はそれを引き止めることはなかった。
　それからは遊び歩いて暮らした。適当なアルバイトで日銭を稼ぎ、それをタネに賭け麻雀やギャンブルに手を出していた。数年後には裏社会でそれなりに名の通った人物となってしまったため、服装を変え、口調を変え、土地を変え、ゲームを変え、様々な手段で渡り歩いていた。幼少期の華々しい生活とは一線を画すこのような生活に、刺激を感じていた。しかし30年近くもそんな暮らしをしていれば、いつの間にか人生のピークは過ぎ、嫌でも衰えていく…かと思いきや、頭脳は冴えわたるばかりだった。いつでも今の自分が最高のパフォーマンスができると信じて疑わなかった。
　そして20年前のある日、転機が訪れる。いつものように賭け事に興じていた際、細かな表情や仕草から、相手の手の内がおもしろいように読めるようになっていたことに気が付いた。勝ち過ぎず、しかし負けないように上手くやっていたつもりであったが、ついに運営側に目を付けられ、拘束されるに至る。当時48歳、年貢の納め時かと感じたが、何かされるということは無く、どこぞの病院に連れていかれるのみであった。よくわからないままに検査を受けさせられ、そこで自分がオーヴァードとして覚醒していると告げられる。聞けばそこはUGNという組織の管轄である病院で、驚異的な頭脳を持つ者を捜索していたのだという。
　一も二も無く、組織に入ることができるように志願した。勝てる賭け事ほど退屈なものはない。それならば、何が起こるかわからない、この世界に身を置く方がよっぽど刺激的だと感じたためである。しばらくはUGN日本支部で補佐として実績を重ね、いつの間にかN市の支部長を務めるようにもなった。信頼のおける仲間も増えた。昔の自分のことは多くは明かしていないが、かつては自らの利益のためだけに使っていた能力も、仲間のために最大限発揮するのが今の自分の役目だと自負している。
　何より、この生活から離れたくない。老いてなお、俺は前線に立ち続ける。


～第一夜～

　近ごろN市内で、オーヴァードを標的とした襲撃事件が相次いでいる。襲撃されるのはUGN関係者も例外ではない。ついに日本支部長に、このオーヴァード狩りを行なっているジャーム“グレイファントム”への対処を命じられた。このまま被害を増やすわけには行かないと思っていたところだから、丁度いい。若い奴らもやる気だし、送り込まれたエージェントも任務に真摯で優秀だ。これで大手を振ってぶち転がせる。

　「若ぇのが大活躍したお陰で、こちとら後処理が忙しくてしゃーねぇ。調子に乗って指示した俺も俺だが…あんな力を持っているとは、イリーガルにしとくにゃ勿体無ぇ逸材だろう。FHに流れる前に確保すべきだ。おちゃらけた小娘も、その実敵を一掃できちまうくれぇの力を隠してた…人は見かけによらねぇって奴だな。それにあのエージェントも、行動が的確だった上、まだ何か隠し玉を持ってると見える。息もピタリと合っていた…期待ができるじゃねぇか」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――“古狐（スキーマ―）”、煙草を嗜みながら笑みを浮かべて


～第二夜～

　霧谷雄吾からN市に“キングダム・カム”のコードネームを持つFHのエージェントが潜伏したという情報がもたらされた。霧谷は、さっそくそのエージェントの調査と排除を命じた。FHの動きも活発になってきているが、それならこちらもやることをやるだけだ。例の3人にも共有して事にあたる。

　「部下に全て任せて自分は手を下すことなくのうのうと眺めるだけ…そういうスカした野郎が俺ァ一番気に食わねぇんだ。奴が吹き飛ばされていくのを特等席で見物できて、それはもう爽快だったぜ。しかしながら、FHの奴らはN市の高校が大のお気に入りらしい…中にもまだまだ潜んでるのかもな。まったく、俺の…いや、俺たちのいる所に来ても潰されるだけだってのにな」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――“古狐（スキーマ―）”、旧友と酒を飲み交わしながら零した一幕


～第三夜～

　ダークムーンの正体が、N高校教諭の佐和山光彦と判明した。対処に向かおうと手配していたところに、佐和山本人から接触があった。自分の仲間にならないかと誘いをかけてくるなど、いい度胸をしている。ひねり潰すまでだ。

　「…改めて紹介する。この度N市支部に、新たな仲間が加わることになった。先日までの件で俺とともに、死線を潜り抜けた者もいる。皆、優秀な者たちだ。今一度、俺はお前達全員に誓う。お前達が戦い続ける限り、俺が支部長である限り、このN市でFHにでけぇ顔はさせねぇよ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――“古狐（スキーマ―）”、N市支部長としての矜持を胸に



Dロイス「指導者（リーダーシップ）」 判定ダイス+5個、C値-1（下限5）。シナリオ1回

1D10+{侵蝕率} 登場判定
:侵蝕率+n

《構造看破》:人工的な機械や構造物などの構造を、見た瞬間に解析できる
《プロファイリング》:物品や品物を観察し、対象の人物像を描き出す

「情報収集チーム」：オート；判定直前に宣言し、〈情報:〉の判定による判定の達成値に+2する。シナリオ3回
「コネ：情報屋」：〈情報:裏社会〉の判定ダイス+2個

(1+{EDB})dx@10 【肉体】判定
(1+{EDB})dx@10 【感覚】判定
(6+{EDB})dx@10 【精神】判定
(2+{EDB})dx@10 【社会】判定
(1+{EDB})dx+0@10 〈白兵〉判定
(1+{EDB})dx+1@10 〈回避〉判定
(1+{EDB})dx+1@10 〈射撃〉判定
(1+{EDB})dx+1@10 〈知覚〉判定
(6+{EDB})dx+0@10 〈ＲＣ〉判定
(6+{EDB})dx+0@10 〈意志〉判定
(2+{EDB})dx+2@10 〈交渉〉判定
(2+{EDB})dx+1@10 〈調達〉判定
(2+{EDB})dx+1@10 〈情報:UGN〉判定
(2+{EDB})dx+1@10 〈情報:裏社会〉判定

兵法三十六計:《戦術6》+《ファンアウト1》+《常勝の天才7》（侵蝕率16）
至近のPCを戦闘移動させ、ダイス+6個、攻撃力+28
兵法三十六計+:《戦術7》+《ファンアウト2》+《常勝の天才8》（侵蝕率16）
至近のPCを戦闘移動させ、ダイス+7個、攻撃力+32
:侵蝕率+16

兵法三十六計:《戦術6》+《ファンアウト1》（侵蝕率10）
至近のPCを戦闘移動させ、ダイス+6個
兵法三十六計+:《戦術7》+《ファンアウト2》（侵蝕率10）
至近のPCを戦闘移動させ、ダイス+7個
:侵蝕率+10

兵法三十六計:《戦術6》+《常勝の天才7》（侵蝕率12）
ダイス+6個、攻撃力+28
兵法三十六計+:《戦術7》+《常勝の天才8》（侵蝕率12）
ダイス+7個、攻撃力+32
:侵蝕率+12

《戦術6》（侵蝕率6）
対象のメジャーアクションダイス+6個
《戦術7》（侵蝕率6）
対象のメジャーアクションダイス+7個
:侵蝕率+6

《アドヴァイス1》（侵蝕率4）
対象のメジャーアクションC値-1、ダイス+1個
《アドヴァイス2》（侵蝕率4）
対象のメジャーアクションC値-1、ダイス+2個
:侵蝕率+4

《勝利の女神4》（侵蝕率4）
100%~ 達成値+12。ラウンド1回
:侵蝕率+4

《インタラプト1》（侵蝕率8）
対象のC値+1。シナリオLV回
:侵蝕率+8

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