履歴
▼設定
フリーランスの血盟。
座右の銘は「数打ちゃ当たる」。
家族構成は単親の男親と自身込みで三兄弟。法医学者を務める長兄と、かしこい高校生の弟がいる。血盟については家族の誰にも話していないが、「謎の男と同居し始めた」ことを弟だけは知っている。
元暴走族のリーダーで、関東を統一したとの噂もある青年。気前よく、面倒見がよく、裏表のない性格。そもそも暴走族の頭に祭り上げられたのも「同じく元リーダーだった兄への怨恨」を他チームにぶつけられたり、周囲に頼られたのが理由。「人を殴るやつは、相手に殴り返される覚悟があるはずだ」という信条から、ふっかけられた喧嘩すべてに圧勝した結果だそう。元より自分からは他人に喧嘩を売らないため、誰も逆らえなくなれば気ままな隠居生活を送れるのも道理だろう。
昼の職業は自動車整備士。夜はときどき業血鬼退治にくり出している。元よりありあまっていた体力が、血盟になったことで更に向上した。突発的に血盟の任務が入ればオールでこなし、翌日そのまま出勤することもザラにある体力おばけ。
▼黒桐先生
百発が敬愛してやまない源祖の吸血鬼。ある晩、百発が彼を目の敵にする警官に絡まれていたところ、颯爽と現れ颯爽と事態を収束させた。力や権力に頼らず、己の頭一つで鮮やかに事態を収束させる黒桐の知性に、百発は目を奪われた。
まもなく空腹により倒れた彼を、百発は家に連れ帰った。そうして刺激的なファーストコンタクトを終え、彼は黒桐先生の目的を果たすため、助手として血盟になることを即断即決したのだった。
血契の副作用で黒桐以外の顔が見えなくなったものの、本人としては「声で大体わかるし、黒桐の顔が見えるならいい」という所感。豪胆なのか、大雑把なのか、あるいは。黒桐の頭脳をもってしても、真相は未だ不明のまま。