美夜
プレイヤー:えみる
- ファクター
- 吸血鬼
- 起源
- 貴種
- 流儀
- 群団
- 練度
- 2
- 能力値
-
- ♥血
- 11
- ♦想
- 7
- 副能力値
-
- 耐久値
- 36=(11+20)+5
- 先制値
- 11=(7+4)
- 外見年齢/実年齢
- 20代前半/300歳代
- 性別
- 女
- 所属
- 斬鬼衆
- 過去
- 拾われた
- 経緯
- 拾われた
- 欠落
- 恐怖
- 外見的特徴
- 肌の色
雪のような真白
- 住まい
- 一軒家
血盟と同居
- 使用武器
- 刀
- 傷号
- 赫谷の残刀
血威
名称 | タイミング | 対象 | 解説 |
---|---|---|---|
絶命共撃 | いつでも | 単体※ | パートナーと1枚ずつ手札を捨て、[カードの合計以下]の[生命カード]1枚を破壊する。 |
血輝麗城 | 解説参照 | 自身 | ダメージ減少時に使用する。あなたに与えられるダメージを0点にする。 |
先手読詰 | いつでも | 単体(血盟)※ | 対象は即座に「タイミング:攻撃」の<特技>を使用する。その<特技>で破壊できる「生命カード」の数値に+3する。 |
特技
名称 | タイミング | 対象 | 代償 | 条件 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|
武器攻撃 | 攻撃 | 単体 | 手札1枚 | なし | 7以下の[生命カード]1枚を破壊する。(P.176) |
貴き者の努め | 解説参照 | 単体 | ダイヤ1枚 | なし | ダメージ算出の直後に使用する。対象に与えられるダメージを、代わりにあなたが受ける。対象が[血盟]の場合、受けるダメージを5点軽減する。自身不可 |
血陣戦路 | 攻撃 | 単体※ | ハート1枚 | なし | 対象は即座に[手番]を行う。対象が[行動終了]なら再度[手番]を行い、[未行動]中なら[行動終了]後に再度[未行動]となる。対象が血盟なら、その[手番]の終了まで、〈特技〉で破壊する[生命カード]の数値に+3する。自身不可 |
軍騎招来 | 開始 | 自身 | 赤絵札1枚 | 血戦1回 | あなたは[血戦]終了まで、【先制値】を-3し、受けるダメージを3点軽減し、〈特技〉と《血威》で破壊できる[生命カード]の数値に+1する。 |
傷号:赫谷の残刀 | 調査 | 単体 | 赤1枚 | シナリオ1回 | 対象がシーンプレイヤーの[調査シーン]で使用する。[最終血戦フェイズ]中、対象が〈特技〉で破壊できる[生命カード]の数値に+2する。 |
設定・その他メモ
+++++
恋の記憶をたどれば、必ずその横顔を思い出す。
誰かを見ているその視線の柔らかさ。決して自分には向けられないその色に、恋をしてきた。
恋の記憶はあるが、愛の記憶はない。
+++++++
聖血を持つ源祖の血の娘。
山の神に生贄にと捧げられた際、獣に食い殺されかけたところを源祖の聖血に救われる。
しばらく共に旅をして、その間に血の祝福を受けた。
その後赫谷の里に寄った際、源祖と分かれてそこに住まうようになる。
出自こそ赫谷の血族ではなかったが、熱心に刀に情熱を注ぐ姿から里の一員として受け入れられるまでさほど時間はかからなかった。
そこで一人の貴種に恋をするが、すでに血族の伴侶がおり実ることはなかった。
赫谷の里が襲われた際、たまたま牙の狩り一族に刀を納品しに行っていたので難を免れる。
そのまま赫谷の里に戻ることもなく、牙の狩りの一族の仕え先、斬鬼集に入ることになった。
++++++
行き場のない、恋心の話
斬鬼衆に入ってからは刀を打つか、それ以外は座敷牢でぼんやりとしている日々だった。
斬鬼において鬼は道具。私は刀を打つ道具だった。
別に構いはしなかった。刀を打つ場所があるだけ恵まれていたと思ったし、有用な“道具”だったから、ただ座敷牢に置かれている同族と比べれば大分扱いは良かったのだ。
三番隊の隊長だと言う人間に、ある日座敷牢から連れ出された。
「お前はこの男と血契を結ぶのだ」
端正な顔の男の向かいに座らされ、そう言い放たれた。
なんでも三番隊の血盟が二組ほど訳あって引退したらしく、ただでさえ少ない血盟が零になったのだという。
「刀鍛冶の美夜さんだね。あなたの作った刀を僕も使っているよ」
「よく切れる刀だ。それこそ悪鬼羅刹さえ切れるほどに」
そんな言葉を柔く掛けられた。
「異論はないね」
三番隊の隊長に言われて、私は頷いた。
斬鬼衆において、鬼は道具。拒否権などありはしない。
血契を結んですぐ、立浪と言う男は言った。
「申し訳ないんだけど」
「僕には妻子がいて」
「いや、妻は斬鬼衆の人間だし、君と血盟になることに納得してくれているし、何なら今度お茶でも、なんて言ってくれてるんだけど」
「娘がね。十二歳なんだ」
「中学に上がったばかりで……こう……多感な年頃だろ? この頃の女の子って」
「大変申し訳無いし、身勝手な都合で悪いんだけど……妻以外にパートナーが出来て、必要以上に仲良しだと思われるのは辛いんだ」
「浮気とか疑われて“お父さん嫌い!”なんて言われたらどうしていいか解らいんだよ、正直」
はぁ、と私は言うしか無かった。
言い分は、解る。
「だからその……出来るだけの改善はするから、普段は今まで通り座敷牢にいてもらうことになると思う。四葉がーー娘がいるところでは話しかけないかもしれない。申し訳ない」
そこまで気を使うことはないでしょう。
私は鬼、私は式。あなたの道具でしょうに。
「そうかもしれないが、心があるからね。無下に扱うような真似はしないよ」
そうですか。
「身勝手で申し訳ないけど」
構いませんよ。
ご家族を愛していらっしゃるんですね。
「ああ。誰よりも大切で、愛している人だ」
そう言って柔く笑うその顔に、私は恋に落ちたのだ。
これは始まることもなく、終わった恋物語。
私は彼の死の際にも立ち会うこともなく、血盟だったというのに駆けつけることも出来ず、ただただ終わってしまっただけの恋の記憶。
あの人の忘れ形見を見かける度に、あの人を忘れた娘を見る度に思い出す。
愛されたあなたは、どうか幸せに。
セッション履歴
No. | 日付 | タイトル | 力の向上 | GM | 参加者 |
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1 | 9/4 | 夢影の飛花落葉 | 耐久値+5 | とりのけい様 | ちのちゃん |