設定・その他メモ

ーーきれいなものを、みたかった。
与えられたのは簡素な服と、灰色の部屋。特殊な術で編まれた首輪、2日に一度の“食事”。
閉じた世界はただただ静かで、何もなかった。

誰かの夢を見る。
誰かの夢を見る。
ーー私の夢は見ない。

ある日、少年がやってきた。
こんなことは許せない、とそう言った。
ああ、そうね。こんなことは許せないね。
ーーだから、殺した。
“私”が殺されたように。

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ベース（頭部）となっているのは身体が弱く入院生活が長かった病死した少女。
生活の大部分を制限されていたので、特に制限のない今はそれなり以上に楽しい。
素体となった人間は3人。記憶はあるが、本人曰く「長くて感情移入する映画が3本ある感覚」らしい。
特に頭部の“映画”に引きずられやすいが、人格は安定しており、トラブルは少ない。

自分と共犯関係であり、救ってもくれた祐には感謝と申し訳無さが同居しているが、それと同時に、強く慕ってもいる。


相方は「祐」と呼ぶ。
ニオイバンマツリ（「幸運」「夢の名」）

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