設定・その他メモ

---半鬼は社会的立場があまり高くない
そう両親から教わり、小さい頃から半鬼3人で仲良く過ごしてきたはずだった。キーランから「ベロリナが…業血鬼……！逃げｔ……！」という電話があるまでは。
急いでキーランの家に向かったが、時すでに遅く、キーランは息絶えていた。
不意に呼吸が苦しくなる。血戒を感じた頃には遅く、ゼラも地面に倒れ伏していた。最後に聞こえたのは「ゼラ、ごめんね…」という声だった。

意識が途切れていく途中、昔の会話が走馬灯のように流れていく。
「わたしね、大きくなったらぱぱとままみたいに素敵な人間の男の子と…」

次に目を覚ましたのはSIDの施設だった。
あまり社交的ではなかったゼラは、周りの雰囲気に圧倒されながらも、業血鬼となってしまったベロリナや走馬灯で理想の人間と血盟となることを夢見て「業血鬼と戦う"特別協力者"となること」を選択する。

血契を結んでからは、同じように失った立場であるパートナー『大神 徹』に対して尊敬の念を持っている。
また、血契を結んでからはパートナーがどう思ってくれているかで一喜一憂することが増えた。そもそも社交的ではなかったため、他人を意識したことがなかったが、あまり自分が他人に興味を持てないこと、あくまで他の人とはビジネスライクな関係になってしまうことがわかったが、どうやら大神は自分にとって特別らしいこともわかってきた。
SIDで働くうちに、半鬼に対して批判的な目ももちろんあるが、人にも良い人がいることはわかってきた。
「もともと結婚される予定だった大神さんに、私が運命共同体として近くにいてもよいのでしょうか……」

無理を言って、以前から住んでいたマンションから勤務している。
本を読むのが好きだったので、もっぱら一人のときは好きな小説を読んで過ごしている。決まって読む小説は異種婚姻譚だったりするのだが。

「私はその、、花嫁さんの代わりにはならないとは思いますけど、寂しくなったときは私がそばにいますから…花嫁さんのためにも、そして私のためにも必ず生きてくださいね」

吸血方法は首筋からがぶっとする。半鬼のためか吸血は小食。パートナーへの吸血時は少し恥ずかしいため黙って行う。

「…今日もありがとうございました(事後)」

現状絶対に使わない設定なので本当に参考程度
※ベロリナの裏設定：自分が殺されたくない一心で業血鬼（研究)の傀儡となり、今回は半鬼の血が必要だからと言われ、キーラン、ゼラのもとを訪れた。本人は今はまだ生きている。というより人間と吸血鬼の両方にパイプを持っているため生かされている。キーランの言っていた「ベロリナが…業血鬼……！逃げｔ……！」は「ベロリナが業血鬼に操られているみたい！あなたも狙われているわ。逃げて！」」である。ゼラは襲われたときに無力化させられているため、操られている姿を確認していない。そのため、ベロリナが業血鬼となってしまったと思っている。