設定・その他メモ

一人称：わっち
口癖：そうさねぇ

半鬼のお姉さん。
幼い頃、彼女は半鬼だろうと分け隔てなく家族に愛されて育った。しかし、ある日理不尽に家族を殺害されてしまった。業血鬼の仕業であったことはすぐにわかった。そのことが許せなかった彼女は吸血鬼と吸血鬼である己を憎んだ。だが日に当たってもただ辛いだけで死ねず、常人より強靭なため、飛び降りても死ねなかった。
そんな中彼女は吸血鬼が人の家族に襲い掛かってる状況に遭遇し、彼らを助けた。特に理由はなかった。ただ吸血鬼を殺したかった。しかし、その後彼らからとても感謝をされて、その反応に困った。お礼を受け取らないというのなら、せめて私達の宝である赤ちゃんの顔を見てやってほしいと言われた。彼女は人付き合いが苦手だったので遠慮したが、半ば無理矢理抱かせてもらった。そして素人なりに一生懸命赤ちゃんをあやしてみた。そんな彼女を見てか、はたまた偶然なのか、彼女は屈託なく赤ちゃんが笑っているのを目の当たりにした。彼女は感動した。その笑顔には間違いなくかつて己に向けられた家族愛が込められていた。それこそ彼女の中で吸血鬼が憎いという気持ちより、家族愛が尊いという気持ちが勝った瞬間だった。それから彼女は生き方を決めた。より多くの善人が家族愛を理不尽に奪われないよう盾となろうと。そして彼女はSIDに入った。